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2022年10月05日

●手の塑像

リポンクラスは「緩急」をテーマに「自分の利き手」を塑像しました。

手は彫刻科では頻繁に作ったり描いたりするモチーフですね。
観察は基本中の基本で、とても大事なことですが、見ながら「ただ手を作る」というだけではなかなか彫刻になってくれません。
手の中からどんな形を選ぶか、手の持っている空間をどう活かすか、それらをどう見せるか。
色々考えたり感じたりしながら作っていきたいですね。

5点紹介します。

M.Oさん
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出だしから、流れや空間をのつながりを大切にしながら進められていましたね。
粘土の表情はまだまだ探求の余地ありです!楽しんで研究してください。

Y.Kさん
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大きさ、写真で伝わりますかね?
どっしりした量が魅力的でした。
作り込みのリズム、形のニュアンス、言葉に仕切れないような部分までどんどんこだわって下さい。

H.Sさん
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シンプルですが、目を引く緊張感がありました。
責任をもって仕事ができていますね。
派手さが全てではないので、この路線ももちろんアリだと思います。
心棒の位置や見せ方など、とことん極めてみてください。

M.Sさん
2022_10_04_IMG_9686.jpg
形の柔らかさが良かったです!
指周りの形の押さえ方が、全体の柔らかさから浮いてしまったのが惜しいですが
作品として、良いやり取りができていると思います。

K.Hさん
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独特の構成と柔らかさで、じっくりと観たい作品になりました。
構造的なところに狂いが残った部分はあったので、武器を活かすためにクロッキーや徹底した確認で基礎を固めていきましょう。