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2010年07月20日

●「続・続・続・続 」展

先日、上野で開催されている「続・続・続・続 」展に行ってきました!

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会場:市田邸、貸はらっぱ音地、旧吉田屋酒店、上野桜木会館、森商店. 入場無料
25日(日)マデ。12時〜4時半(旧吉田屋酒店). 12時〜5時(上野桜木会館)

すいどーばた出身でもあり、同級生でもある森 一朗 君と大平 龍一 君の参加する、地域を巻き込んでのグループ展です。
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旧吉田屋酒店にて

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スピーカーなんです!


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森商店にて


設置場所と作品の関係性。
私には持ち合わせていない感覚。
刺激があり、とても面白かったです。


普段そこにある町の存在を改めて感じつつ作品を見て歩ける。
そんな展示も貴重な様な気がします。
上野をぶらりと。みなさんもぜひ。    氷室 幸子


2010年06月02日

●鳥肌の立つ作品 at 谷中

いよいよ作品の設置が明日に迫り。。オープニングまで残す所3日。
緊張のあまり、一人電車やお家で、勝手に呼吸困難に陥ったりしております。。
そう、極度の緊張しーなんです。

気持ちの吐露はさて置き。
昨日、先生方や友人にDMをお渡しするべく、大学へ、(これまた緊張したのですが。。)顔を出して参りました。
懐かしい!大学を出てしまえば、身勝手なもので。いやー、このまま変わらないで欲しいなーなんて、じっと、石を彫る学生を眺めてみたり。 やっぱり、いいなぁ学生って!!!

いやいや、実はこれからが本題なのです。作品も、まだ追い込みがあり、アトリエへ向かいたい自分を押さえ、せっかく芸大まで来たのだから!と、帰り道とは勇んで逆行。
Let's 『 SCAI THE BATHHOUSE 』!行きたかったんです♪やっと来れました!!
アニッシュ カプーアの個展!!

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いやー。早速まとめを。
自分の展示前に行くもんじゃないです。作品の完成度の違いに、が、が、愕然ですよ。
さすが、ワールドワイドな作家さんです。
作品は、全部で5点。
5点、全てテイストが違い、(ステンレスのイリュージョナルなミラー状の作品。日本の漆職人さんとのコラボした石の彫刻など)どれを観ても、圧感でした!
(あくまでも、個人的な感想なので、あしからず)
何なのでしょうか!?あの発想。センス。凄み。人を作品に巻き込んで行きながらも、魅せる力!!
やはり、良かったなー”と思わせてもらえる作品には、ジェラシーが伴います。
簡単な事ではなく、作品が完成するまでの行程には、並外れた努力が必要であったろう事実は言うまでもないのですが。
あんな風に、イメージした物が形になるのは、素敵な事だなぁと感じました。同時に、なんと言う世界に私は居るのだろうか??と言う感動と恐怖もあり。。
しかし、とてつもない刺激を得た事は確かです!!作品を見る事は、大事ですねー。

残念ながら、展示作品は撮影禁止で、カタログも作っていないそうで。。これは行って見るしかないなと言う事で。。
『Anish Kapoor展』6月19日(土)まで開催中です!!※月・日・祝日はお休み。
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是非、興味のある方はWebで調べてみたり、実際に現地へ行き作品を観てみて下さい!! 多分?損はないと思います!

以上、随分遅くなってしまいましたが初の講師blogでした。 氷室幸子

2010年04月20日

●西嶋雄志展 ー光りと存在とー

18日で、私の個展 -光と存在と- が終了し、今日作品を搬出してきました。
遠いところ足を運んでくださった皆様方、ありがとうございました。
会期中は記録的な強い風が吹いたり、とても暖かい日が続いたと思ったら、この時
期に雪がふったり。景色も日に日に緑が増え、花が次々と咲き、田んぼは
耕されと、行くたびに変化を楽しむことができました。
屋外に作品を展示したのは初めてだったので、いろいろ勉強に、なりまし
た。
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今回展示させていただいたメタルアートミュージアム 光の谷という美術館は、館長の北詰さんの私財で彫刻の展示のために作られ、娘さんの美和子さんと二人で管理運営されている彫刻家にとって、とても貴重な場所です。
天井が高く、光を多く取り込み、手入れの行き届いた庭は野外展示に使われ、印旛の景色も含めたとても気持ち良い空間です。
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常設の展示は北詰さんが長い時間をかけて収集した佐倉ゆかりの鋳金作家 香取秀真と津田信夫とその周辺の作家の作品300点のなかから入れ替えて展示され、企画の現代アートはひと月ごとに作家をピックアップして展示し、ケーブルTVに取材に来てもらい放映してもらったりして作家をバックアップしてくれます。
開館から15年になりますが、そのころにちょうど中瀬さんがすいどーばたの主任になったころで、この場所で個展を開き、当時のすいどーばたの学生を多数案内したそうです。
個人でこういった場所を維持するのは大変なことです。
私たちにできることは、良い作品つくり、多くの人に足を運んでもらうことです。
これから大学に入る皆さんも縁があればこちらで展示することになるかもしれません。
そのときには心して展示に向かってほしいと思います。
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メタルアートミュージアム 光の谷

西嶋雄志