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2011年10月12日

●ランパンと武装

こちらのクラスはランパンと武装の静物デッサンでした。モチーフとしては大きくありませんが、その分、空間やモチーフの印象をしっかり捉えていきたいですね。とくにランパンはしっかり印象と描写を上げていきたいですね。

預かりが2枚です。
S.Tさんのデッサン
ランパンと武装の空間と光をしっかり掴まえていますね。描写にも説得力が増してきています。
最近の実技は安定感と攻め気が上がってきています。この調子で!
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A.Sくんのデッサン
木炭に説得力が出てますね。武装とランパンそれぞれの周り込みがもう少し欲しいところですが、本人の課題に常に向かっていく姿勢が最近の実技の向上に繋がっています。
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こちらはひみつクラスです。
「手を自由に彫刻しなさい」
「自由」がポイントの課題では実技がいくつかの方向に分かれます。ストレートに手を単体、複数、他要素をからめるなどなど、様々あります。大切なのはどの場合でも自分はここを見せたい、ここを見てもらいたい。アピール力が大切です。

H.Sさんの実技
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まず、固まりから彫り起こすような仕事が目に入ってきましたね。カーヴィングを意識しているのか?他の実技と並べた時に気になりました。粘土付けの大らかさは印象が良いのですが、指先は大らかというよりも少し締まりがないようにも見えました。次回そのへんも押さえていきたいですね。

S.Aくんの実技
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手を複数つかっての構成の面白さよりも、プロポーションをあわせる、形をしっかりつくる、
表現をするための下地が大切!そういったことを本人の実技から感じました。出来ることよりも出来ないことを強化する。

Y.Uくんの実技
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自分の世界観を出す。こんな進め方もあります。フラットな面に指で引きずるシュールな構成、一定ラインを超えた密度を感じます。
並べた時に目立つ構成は近寄ったときに見る側に納得感を感じてもらえるか?『おっ やるね!』そんな言葉が思わず出たらいいのではないでしょうか?怖いところは手そのものが作れなかったときはリスクが高くなってしまいます。