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2012年08月04日

●折り返し地点

今日で、夏季講習会の前期が終了です。講習会全体の半分です。折り返し地点ですね。
後半もがんばりましょう。
今回の講習では、中学生から多浪生まで、それぞれのキャリアの中で思い切って制作出来ていると思います。4月から始めた浪人生や高校生、通信生もここに来て作品の内容がグッと変わってきました。良い形で作品に現せてきている人も、まだ探っている人も、夏は兎に角、立ち止まらずドンドンやり取りして欲しいと思います。
この時期に苦しくても粘った人は、秋に結果が出ることが多いです。いろんなことが噛み合って力が抜けてきたら、グググッと良くなるものです。
私も25年前、高校3年生の夏は苦しかったですね。描けば描くほど形が鈍くなり、炭はバサつき、描くのが辛かった記憶があります。9月になってもその状況が続き、デッサンが描きたくないと思うほどでした。それでも受験ですから何とかしたくて、あーでもないこーでもないと試行錯誤を繰り返したものです。諦めが悪いんですね。幸い粘土は夏から確実に力がついてきたので救いにはなっていましたね。
さすがに、10月になると辛さも増してきたので、ちょっとヤケクソ気味に開き直って好きなように描くことにしたのですが、それが功を奏し、何かこれまで苦労していたことが全て絡み合うようにあれよあれよと形になった気がします。
2012_08_04nishijima.jpg
まー何が言いたいかというと、夏は粘れ!とうことです。
結果がいつでるかはそれぞれです。早い人もいれば遅い人もいます。
焦らず、じっくり取り組んでください。
彫刻の制作はその人の取り組みが、そのまま作品に出ます。
頑張れ!彫刻科受験生!
西嶋雄志