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2010年12月28日

●冬休み

冬季講習も明日で終わりですね。お疲れさまでした。実技漬けの毎日で心身ともにエネルギーを使い果たしたのではないでしょうか。
短いですが冬休みがあります。それぞれ英気を養って新年の入試直前講座に備えてください。
おすすめ展覧会の情報をいくつかご紹介しますので、見に行くのも良いでしょう。

小谷元彦展 幽体の知覚
11月27日-2011年2月27日
森美術館
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ある造形家の足跡 佐藤忠良展
彫刻から素描・絵本原画まで:1940-2009
12月23日-2011年3月6日 1階展示室
世田谷美術館
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加藤 泉  日々に問う
9月18日-2011年1月30日
彫刻の森美術館
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『DOMANI・明日展2010』
未来を担う美術家たち<文化庁在外研修の成果>
国立新美術館
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2010年12月22日

●オープニング Re:2010 〜さかのぼるプロセス - from worktable 〜

すいどーばたの彫刻科教員によるグループ展が今日から始まりました。
作業台に見立てた展示台に、作品の他にも制作途中のものを置いたり、壁にはドローイングやメモを大量に貼り出して、作品が出来上がるまでのプロセスを追えるような展示になっています。また、搬入時から空間が出来上がるまでの様子を撮影し、スライドショーで状況の変化を視覚化しています。
出展者全員が、こうした新しい展示への試みを楽しみながら取り組めたこと、そしてその状況を内包した空間を成立させたことは、今後の制作に生きるのではないかと思います。
2010_12_11P1010441.jpg
オープニングには多数の学生が来てくれました。普段指導している講師やお世話になっている教務さんのことが、別の側面から見れたのではないでしょうか。
おおいに刺激を受けてくれたらと思います。
講習会後期もエネルギッシュに制作してください。
                          西嶋雄志

2010年12月11日

●展覧会に行こう!!デューラー

先日上野の国立西洋美術館にアルブレヒト・デューラー(1471-1528年)版画・素描展を見に行きました。

阿部は以前からデューラーが大好きなのですが、実物をしっかり見た回数は少なく今回のこの展覧会はその希少性から相当に期待していました。作品総計なんと157点!ボリュームがあります。その緻密な作品をしっかり見るには多くの時間と体力が必要です。版画ですので基本は線描になります。一本一本の線が整理されながらリズミカルに走り、デューラーの世界観が表現されています。「ハーフトーンを使わずによくこれほどまで!!」感嘆してしまいます。脱帽ものです。デジタル1眼の最高峰EOS1Ds Mark IIIでもってしてもこの再現力にはなかなか追いつけないと思います。

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メレンコリア1

見る時のポイントとしては、普段のようにデッサンを描いている時の意識で見てみて下さい。うわーってびっくりすると思いますが、デューラーだってみんなと同じ人間ですからね。阿部はデューラーを見ると人間の可能性を改めて感じ、元気がでます。ぜひみなさんも足を運んでみて下さい!!実技の励みになると思います。デューラーの高次元を体感しよう!!

国立西洋美術館 2011年1月16日まで
※学生450円 夜間部の高校生(または18歳未満)はなんと無料!!(うらやましい)
※金曜日は夜8:00までやっています。(行けるね)

                         阿部光成