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2012年03月21日

●ありがとう。

「あなたに美術は向いていない」誰がそんな事を言えるのでしょうか?
美術に向いているという事はあるかもしれないけど、美術に向いていないと言ってしまえば、もはやそこは美術ではなくなる気がします。
予備校は、受験への意識が大半を占める場所でありながら、美術を志す人たちの入り口ともなる所です。
たった1日の試験で、合格者は美術をやって良し!そうでなかった者は美術に不向きであると言う事は決してないのです。
みんなそれぞれの時間軸があり、まして何かを志して真剣に学ぶには時間がかかって当然だと思います。

自分が選んだ事を信じながら、ただひたぶるに自分に向き合って欲しい。目の前のデッサンや塑像を通して、それをやるしかない。

デッサンも塑像も自分が描き造る以上、全て自分自身なのです。
だから、逃げたくもなるし追究したくもなる。
自分を見つめる事はとっても大変で、変えて行くには時間がかかります。
大変な作業なのです。

ですが、読んで字のごとく「大変」は、大きく変わると書きます。
大変な時こそ、チャンス!
自分が少しでも変われたら、そこから何かが繋がっていくのでしょう。

そう信じて私も生きていきたいです。

ここすいどーばたで、たくさんの出会いがありました。
中瀬さん、西嶋さん、竹花さん、朗さん、阿部さん、むっしー、ここを通過していった学生。
生きるって凄い!人ってすごい!と言うことをひしひしと感じられる場所でした。
また、美術に対しての自分の在り方を学ばせてもらえた事に感謝の思いでいっぱいです!
彫刻っていいなーーーーっと心底思える、そんな場所でした!
本当に、ありがとうございました!

                   氷室 幸子