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2011年12月16日

●勝っておごるな 負けてくさるな

 冬季講習の始まりが合図のように寒さが一段と増してきました。朝がつらいですね。二度寝(一度起きたがまた寝てしまうこと)がこわいです。そんな時は目が覚めたら伸びをしてその時にお腹にチカラを入れると脳の覚醒が促進されますよ(本人談)。やってみてください!
 さて、いよいよという時期になり、いやおうなしに緊張感が増してきました。それに伴い結果がついてくる、こないで不安の増減が著しいと思います。「あーうまくいかないなー」「うーんプレシャー」アトリエ内外での心模様が入り乱れますね。
こんなふうに文章が進んでくると何か不安を解消する秘伝の術が伝授されるのでは?おお!今回は乗り切る具体的な方法のご紹介か?にわかに期待が膨らみますね。しかし残念ながら週刊誌ではないのでお手軽な秘伝や方法はありません。(なんだこのヤロー!)と思った方すみません。ここで僕のエピソードを書いてもさほど参考になりませんし、実際それをトレースしても上手くいかないと思います。あの人の上手くいった事を自分もやれれば合格できる!これはあてになりません。危険です。自分のエピソードを作ってください。それだけです。
 不安が募る、プレッシャーを感じる。それは失敗や苦い思い出、浪人年数、その経験の数に比例すると思います。予測できる、イメージできる、これは大人の感覚です。必要ですし、この感覚はあまり欠落しません。ではどうすれば?

達観して下さい。

乱暴に解釈すると変に引っかかっている(または引っ掛けている)事を取り外しアハハーと割り切って下さい。知識と技術を持ったお馬鹿な人は強いですよ。
このブログひどい!なんてインテリジェンスの欠けたすすめなんだ!と思うかもしれませんがこれも一つのエピソードなんです。
 実技が上手くいき、結果が出て、褒められる、そして合格、やったー!!もちろんこんなパーフェクトサクセスストーリー目指したいですね。しかしそうではないといけないのか?それ以外は無いのか?そんな疑問がチラッとよぎり、他の手段を考える。上手くいかない、結果が出ない、褒められない、その境遇には美術をする、モノを造る喜びは無いのか、得られないの?
他と絡むこと競争することで成り立つ評価は、安心感が喜びに繋がるが、自分の中から生まれた喜びは原動力にダイレクトに繋がると思う。評価が根幹の原動力では貧弱である。この二つの喜びの生まれ方と質の違いに注目してもらいたい。達観するとはこんなことの様な気がします。

喜びを大切にしてください。

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勝っておごるな 負けてくさるな

勝ってもおごらなければ、怪我を防げます。負けてもくさらなければ、可能性があります。どちらも前に進めますね。

                         阿部光成