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2009年10月22日

●構成課題の秀作

骨、ロープ、幾何形態を組み合わせて構成をしました。単純に並ばないように、そろわないように、空間が変化するように気をつけました。造り込む事で質感の違いを出し密度をあげます。

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K、Sさんの構成です。いいですね〜 骨のカタチの中に三角形を見つけ、幾何形態もふくめリズムよく構成しました。徹底した造り込みに説得力を感じ実技を通して本人の意気込みが伝わります。

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M、Fさんの構成です。シンプルな組み立てですが、物と物を少しだけずらすだけで空間が動き出しました。細かい所にも気が利いています。

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I、Sさんの構成。ロープにひろがりを感じます。小さい骨のチョイスもよかったです。なんだろう〜と思わず近寄って見てしまいますね。

●組石膏あずかりデッサン!

今日はミロのヴィーナスと奴隷と布を組み合わせたダイナミックな組石膏がモチーフでした。
量感のある二つの大型石膏を布で縛り上げているので、空間の広がりも大胆に掴みたいところです。

N.Sさんのデッサン。
デリケートな調子の変化が出せるようになってきましたね。もともとの構造の強さにプラスした良さになってきました。
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M.Yさんの作品。
大胆すぎる構図で全体を説明しにくくなっているのですが、それを上回る粘りのある表現できれいな空間が描けてきています。
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時間外で友人像をつくりあったK.OさんとA.Sさんの作品です。
二人とも入り込んで造ることが出来て、クオリティーの高いモノになりました。
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2009年10月20日

●今日のあずかり作品ですね。

今週から塑造が構成課題になりました。
「任意の幾何形態とロープと動物の骨」です。
構成課題では、それぞれの要素の関係や空間のバランス、質感表現など求められることがとても多いです。
完成度はまだまだですが、バランスの面白い作品を2点ご紹介します。

N.Sさんの作品
幾何形態を台のように扱い、低い視点の作品を見やすくしています。
また、ロープや骨の表現が無理なく自然に行われていて好感が持てます。
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M.Yさんの作品
四面体を大きく高く、また点で支えるように配置し、それに反するように骨でバランスを取り、ロープで関係づけをした作品です。
すっきりとした空間と緊張感のある形態が面白さとなっております。
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こちらは、放課後延長して加筆していたデッサンです。
円盤投げの全身像を木炭紙の倍判でじっくり取り組みました。自然光で光の変化が多い中、うまく調子をつなげて円盤投げの動きに合わせてこれたと思います。
Y.Uくんも一皮剥けてきた印象があります。この調子で行きましょう。
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2009年10月16日

●夜間部からも塑造の優秀作品!!

夜間部からも塑造の優秀作品がでましたので紹介します。(^0^)
高校3年生のfさんです。かなり理解度が高まり、細部も自然に
造り込みました。アバタの印象や動きなどとても良いですね。
この調子で頑張りましょう!他の現役生も伸び盛りですので、
これから楽しみです!!!

fさんの作品
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2009年10月06日

●今日は、アバタの模刻でした。

構造的な部分で形を探りながら、アバタの形の強さをどう表現して行くのか、イメージを強く持って行けると良いですね。

A.Yさんの作品です。少々硬い表現ですが、構造や動きはしっかりと捉えていました。
もっと粘土が動いてくるといいですね。
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K.Yさんの作品です。柔軟な仕事で印象を捉えています。頭部を面で押さえていけば、もう少し締まりのある強さが出てくると思います。
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2009年10月01日

●七面鳥

塑造で七面鳥を造りました。ニワトリや鳩と違い普段あまり目にすることがない七面鳥、独特のフォルムと雰囲気をもっています。量感もあり神経質な感じはしない懐の広さを感じます。色々なアプローチで表現がしやすいですね。

M、Fさんの作品です。ポージングとても面白いです。キチッと造るだけでなく造り込む密度のバランスを場所によってリズムよく変えています。こういった表現ができるのは七面鳥ならではですね。

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2009年09月30日

●基礎科 塑造実習 其の十一

今日は基礎科 月水金コースの講評でした。

実直な観察の積み重なった作品が多数並び、見応えがありました。

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講評風景。基礎科の築山先生です。

月水金コースも多数の優秀作品がでました。数点の作品の写真と本人のコメントがすいどーばた本館に掲示されます。
惜しくもそこに漏れてしまいましたが、良い作品が幾つもありましたので、彫刻科講師のチョイスで3点ご紹介します。
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モデルさんの特徴を素直にとらえ、バランスの良いものになりました。
終盤にデコボコが気になったようで、表面をならしてしまったのがとても残念ですが、それでも観察の形跡はしっかりと残っていると思います。

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こちらは、思い切りの良さと大胆なやりとりが魅力の作品です。
荒削りな表現の中に、重みのある存在感が表現されています。
彫刻的に見てとても良い作品です。

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非常に粘っこい観察の結果として表情が現れてきています。制作する姿も、低姿勢で食い入るようにモデルさんをみていました。そういった積み重ねは制作の基本だと思います。
大切にしてください。

失敗とか成功とかではなく、どれだけ実感することができたかということが、初めての塑造では大切だと思います。手を通して出来上がった形は、取り組みが素直に現れていると思います。この経験からものの見方や考え方に変化が生まれれば、とても素晴らしいことだと思います。
皆さんお疲れさまでした。

2009年09月28日

●基礎科 塑造実習 其の十

月水金コースも今日で制作終了。
明後日に講評です。
仕上がりに近づき、面白い表情が出てきました。
慣れない仕事を観察が上回り、独特の表現になっています。
講評が楽しみですね。
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2009年09月26日

●基礎科 塑造実習 其の九

基礎科塑造実習 火 木 土コースは今日が講評日でした。

皆さんの熱心に取り組んだ結晶を見ることができました。熱心な取り組みが経験の少なさをおぎなって、良い作品が幾つもでましたね。

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講評風景です。

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こんなにたくさん並びました。

総合的に優れていた作品は写真と本人のコメントをそえて、すいどーばた本館に掲示されます。これらの優秀作品は後日紹介しようと思います。

今回は惜しくも参作には漏れたが、ここはすごい!と彫刻科教員独自の視点で選んだ「こだわり参作」を紹介しようと思います。

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一つ一つの形態がはっきりと力強く表現されています。全体感の不安定さは否めませんが、それを吹き飛ばす表現の強さに魅力を感じました。作品に力がこもっています!

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変わってこちらは細部の作りはさっぱりとしていますが、首と頭部を大きくつかんでいる作品です。バランスの狂いはあるのですが、それがイヤな崩れ方ではなく、おおらかなユーモラスさをはらんだデフォルメに見えるところが面白かったです。量での表現にはいろいろな可能性があるのですね。

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こちらは、大きな面を思い切って捉え形のシャープさを引き出せた作品です。表情は平面的でやや硬いですが、形態を解釈して立体的に再構成するという、彫刻の一要素が、アンバランスながらも作品に現れています。立体を捉えるということの意味を考えさせらせました。

これらの作品は問題点もありながらも、キラリ、いやギラリと光る角度をもった原石のように感じられました。初めての塑造で立体としての魅力をそなえた作品が作れるなんて、素晴らしいですね。

●あずかり素描が出ました!

手と卵の3時間素描です。

A.Sさんの作品です。
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とてもリアリティーがあり、手が動き出しそうです!
体温までも感じる素描です!

手の塑造も良い作品がでました。
皆さんバランスも良くなり、突っ込んだ表現も出てきました。
粘土そのものの持つ表情にもこだわっていきましょう。
Y.Uくんの作品
写真では伝わりにくいですが、いろいろな気遣いがあり、実力を感じます。
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N.Nさんの作品
表面的なことより、強さが表現されてきて好感が持てます。
未完成感はありますが、この感じで追求してください。
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Y.Aさんの作品
塑造に課題があるY.Aさんのなかで、少し前進した作品ですね。
まだ硬さはありますが、トータルでの表現は良いと思います。
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2009年09月25日

●基礎科 塑造実習 其の八

面白い作品が出てきました!
実直に観察する集中力は、さすが現役生ですね!
残すところ、あとわずか!
頑張って下さい!

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首と頭のバランスも良く、表情も良くなってきています!

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髪の毛や目の印象がとても良く表現できています!

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肩までしっかり作れていますね!その先が想像できます!

●手の塑造

今日はオーソドックスな課題、「手」でした。がっちり一本勝負ですね。

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M.Nさんの塑造 のびやかでリズミカルです。そのなかでピリッとしたところが欲しかったですね。
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S.Sさんの塑造 まだつたないところもありますが、しっかり観察して出てきたカタチには好感がもてます。
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A.Sさんの塑造 スケール感としっかりとした造りが目立っていました。作品全体での見所がさだまり、手のポーズからくるイメージが出てくるとよいですね。

2009年09月24日

●基礎科 塑造実習 其の七

秋の大型連休が明け、皆さん今日も張り切って制作しています。粘土も量がつき、全体のバランスもモデルさんに近くなってきました。こうなると目、鼻、口など小さいけれど重要な所が気になってきます。細かい所をつくると、どうしても視野が狭くなり全体のバランスを損ないがちになります。一生懸命観て造った目や鼻が、顔の中での位置関係が崩れてしまったら残念ですよね。
最後まで客観性を忘れずに!!

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モデルさんに似ています。
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ジワジワとかたちになってきました。
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ズバッとカタチをみてますね。これもモデルさんの雰囲気がでてます。
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よく観察してできた耳です。

2009年09月19日

●基礎科 塑造実習 其の六

実習中 どう?って聞いてみるとだいたい『難しいです〜』とみんな答えてくれます。実際初めてあつかう粘土の事だったり、イメージに物が追いついていなかったりの感想だと思います。しかしイヤハヤみなさん、そんな謙遜はしなくていいですよ。モデルさんに迫っていく欲求が日増しに強くなっています。もう『難しい』を通り越し、集中して楽しんでいる人が増えてきました。この調子で頑張っていきましょう!!

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おもしろくなりそうです。

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モデルさんの特徴をドンドンひろっています。

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もくもくと集中してますね〜。

●コンクール

後期第1回目のコンクールです。デッサンは奴隷、塑造はジョルジョの模刻 
デッサンは全体的になかなかよかったです。夏の効果が出てきましたね。塑造の方はう〜んこれからの頑張りがいがありますね。ここからあげていきましょう。デッサン上位2枚を紹介します。

 夏の講習で何かを掴んだと言っていたM,Nさん
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 調子の扱いが非常に繊細になりましたね。クリアな炭と柔らかい印象が高い次元で噛み合っていますね。向かって左の腰のへこみ方がきつくなってしまったのが惜しまれます。

 こちらはトップのN,Sさん
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 バランスと印象の良さが魅力です。すっきりとシンプルに見える中にうまく奴隷の要素を盛り込めています。最近は丁寧な仕事が身に付いてきましたね。髪の毛の中に空間が作れるとより良かったですね。

明日よりシルバーウイークですが、素描や学科など家で出来る課題を見つけて取り組んでいってください。
 

2009年09月18日

●基礎科 塑造実習 其の五

今日も基礎科塑造実習です。
全体に粘土がついて、それぞれの面白さが出てきました。
初めての塑造の人が多い様なので、自分の感覚をフル稼働させて
とにかく観察と実験を繰り返してください。
粘土は何度でもやり直しができるので、とにかくたくさんやりとりしてください。

制作姿もだいぶ様になっていて、とても良い集中力を感じます。
皆さんよい顔をして制作してますね。
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2009年09月17日

●基礎科 塑造実習 其の四

粘土をねったり、とったり、つけたりする事でだいぶなれてきました。自分の体温で少し粘土が温まったかな?次はモデルさんをしっかりと観察しながら粘土でやりとりをしましょう。似せるだけが目的ではありません。彫刻は360度 下から、上から色々な角度からみることが大切です。

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よ〜くしっかり観てますね。

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ドンドンとモデルさんに迫ってきました。

2009年09月15日

●基礎科 塑造実習 其の三

今日は火木土コースの皆さんが粘土をつけ始めました。
いろいろな角度から離れて観察して、近くで作って、また離れて…
足を使って仕事をする感じですね。

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表情が出てきましたね。まだ少しオーバーですがモデルさんの動きも捉えています。

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真剣なやりとりをしていますね!

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しっかりと量になっていますね。あさっては首を見ていけるとよいかな?

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養生もしっかり。

皆さん元気があって、楽しそうです。楽しく作品が作れてくるとよいですね。

2009年09月14日

●基礎科 塑造実習 其の二

今日は、モデルさんをクロッキーしながら粘土を練りました。
塑像経験が初めての人も多く、全身を使って粘土を練るのに、みんな必死でした!
体を使うのは疲れますが、その分、充実感もありますよね!
今日は、みんなぐっすり眠れる事でしょう。。

練った粘土を、作っておいた心棒に付けていきます!徐々に形が出来てくると
楽しくなっていきます!

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体を動かして、方法に囚われず、とにかく、楽しく制作が出来るといいですよね!
塑像、面白かったーー!っという作品を楽しみにしています!!

2009年09月12日

●基礎科 塑造実習 其の一

本日より、基礎科の学生対象の塑造実習が始まりました!!

すでに進路を決めている学生もこれから進路を決める学生も、興味のある学生が受講しています。

課題は「女性首像」です。

本日は、彫刻についてのスライド上映と心棒造りをしました。
みんな渾身の力を込めて心棒を造っていました。
来週からいよいよ粘土をつけます。
頑張っていきましょう!!!!
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2009年09月08日

●デッサンあずかりと粘土秀作

今日はクラスを入れ替えてヘルメスデッサンとメジチ模刻

こちらも良い作品が多数。
まずはメジチ模刻。
A.Yさんの模刻は印象も良く、厚みがありしっかりとした内容です。
もう少し続きを造るようです。
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デッサンヘルメスは2点。
A.Sさんの作品です。首からのつながりや頭部の形態感に課題は残しますが、光、印象、臨場感など、気持ちのよいやりとりが大変魅力的なデッサンになりましたね。
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A.Sさんの作品です。同じイニシャルですが、別の学生です。形態に触っていく仕事の中で形態の強い稜線を引き出してこれました。形の違いがが見えてきましたね。画面左側の脇と頭部の形態感などがより追いきれると、さらによいですね。
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良い実技をどんどん出していきましょう!期待してます。


2009年08月19日

●今日のあずかりデッサンと塑造!

デッサンコース/外国人モデルのあずかりデッサンを紹介します。

空間の表現が豊かなYさんの素描。
柔らかな木炭の調子が形になっていますね。
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こちらは現役生Mさんの素描です。
メリハリがあってモデルさんの印象も良く出ています。
動きや、ねじれ など、もう少し見れると最高ですね!
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芸大コースBクラスではアヒルの塑造で秀作がでましたので、ご紹介します。
詰めの甘さはありますが、バランスや生命感など申し分ない仕上がりです。
この先の仕事に期待します。
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2009年08月01日

●本日のあずかり作品

先日の馬頭に続き、芸大コースでもあずかり作品がでました!

M.Yさんのデッサン。
全体に配分良く手が入り、無理なく馬頭の奥行きが表現された自然なデッサンです。
ヴィーナスの腰と首にまだ少し課題は残りますが、柔らかい空気感が表現されています。
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こちらは講習会生の元気良い作品を紹介します。
高校3年生で動物を制作するのが初めての二人の作品です。
どちらも新鮮で生き生きしております。浪人生はこういった作品からたくさん刺激を受けて欲しいですね。
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2009年06月30日

●自刻像

1学期も大詰めになってきました。
首像を多く制作してきた結果が少しずつ見えてきました。
これまでにない粘土のやり取りや観察が増えてきて
良い作品が出てきました。
M.Yさんの自刻像
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N.Sさんの自刻像
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2009年06月24日

●うさぎ塑造

今日はウサギの塑造です。
かわいいウサギが来ました。
骨格や動きを意識して再構成することが大事です。
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K.Oさんの塑造。
感覚的に動物らしさをとらえた、良い作品です。
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こちらは、Y.Uくんの塑造。
表面描写に走らず、微妙なやり取りをした秀作です。
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2009年06月13日

●模刻

今日は模刻のカリキュラムでした。

Y君の奴隷です。頭部の傾きなどにズレがありましたが、全体感は落ち着いて見れました。粘土にメリハリが欲しいです。
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Tさんの奴隷です。少し小振りでしたが粘土付けに魅力がありました。顔面側の印象などもう一つ頑張って欲しかった!
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Sくんのアバタです。台上の設定が微妙でしたが、だいぶ自然に形が追えてきました。顔面以外の仕事や表情などつっこんでいって欲しかったです。
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まだまだ頑張っていきましょう!

2009年06月10日

●組み石膏あずかり作品と塑造優秀作品

今日は奴隷の模刻と組み石膏デッサンでした。
久しぶりの模刻と組み石膏でしたがそこそこに頑張っております。
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そろそろ自由制作が近づいてきました。
準備の方は順調でしょうか。

2009年06月09日

●想定課題

モチーフがある課題と違いイメージをふくらませる想定課題ははじめのプランが大切です。いきあたりばったりにならないようドローイングやエスキースを重ねて完成イメージを固めていきます。そしてしっかり制作をすることで伝えたいイメージを具体的にします。密度不足で企画倒れにならないようにしましょう!

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2009年05月30日

●自画像と自刻像

今日も先日に引き続き自刻像と自画像です。

自画像は体の2肢を画面に入れてという指定でした。
紙のサイズが自由だったので、いろいろな空間、アプローチが出てきました。柔らかい空間にプラスしてガツっと迫る感じももう一つ出てきてほしいですね。

自刻像も、胸像やトルソに近いカットもあり、作品としてどう成立させるかを含めた課題になっています。体の構造の難しさ、作品として仕上げていく難しさなど作ってみて初めて見えてきましたね。

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2009年05月27日

●自刻像

裏クラスは自刻像でした。

こちらも積極的に胸像にしてみたり、帽子などを要素として入れてみたり、いろいろチャレンジしています。しっかりした仕事もちゃんと入っています。

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2009年05月23日

●イメージ塑造とアリクイ

今回の課題は「風、水、火」から形態をイメージし、マスクと構成するもの。
仕上がりはまだまだですが、いろいろな試みや発想があり、今後につながるものになったと思います。
部分ですがいくつか紹介します。
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そしてこちらは個人的に取り組む課題。N.Sさんの作品。
ひとり上野動物園に4回通い、デッサンや写真を集めてきて制作しました。
まだ完成ではありませんが、難しい形態をよくとらえています。
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しっぽをもう少しいじりましょう。

2009年05月13日

●友人像

三日間じっくりと時間をかけて友人像をつくりました。
イキイキとした作品を目指し新鮮さやイメージを大切に製作しました。
その中で数点紹介します。

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2009年05月09日

●友人像塑造

ゴールデンウィーク明けから新しい2つのクラスに分かれ、
新たな気持ちでの再スタートです。
最初の課題は友人像。
全体におとなしい作品が多かったのが不満ではありますが、
それぞれの課題に取り組んで少し変化がでてきている作品も見られ、
今後に期待したいです。
今日はちゃんとした撮影とまではいきませんが、数点紹介したいと思います。

Y.U君の塑造。
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N.Sさんの塑造。
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M.Aさんの塑造。
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N.Yさんの塑造。
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2009年04月18日

●手の塑造

自分の手をモチーフに塑造をしました。
体の中で特に身近な存在の手は彫刻作品で頻繁に使われます。感情や象徴や暗示など様々な表現で用いられてます。動きや仕草によってたくさんの表情をみせる手はプロポーションをとるだけでも勉強になります。普段から手のクロッキーをするといいことありますよ。
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2009年03月06日

●模刻いろいろ秀作

今日は模刻で秀作が出ましたので数点紹介します。
6時間弱での仕事なので詰めの甘さは若干ありますが、
皆さん内容の濃い作品になりました。
A.Hさんのアバタ
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S.Sくんのアバタ
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A.Sさんの奴隷
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E.Sさんのアバタ
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D.Iくんのブルータス
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M.Yさんの奴隷
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明日からデッサンの追い込みに入ります。
気合い入れて行きましょう!
ガンガン行ってください!

2009年02月28日

●モデルさん

老人、中年、若者、若い女性、様々な年代の人、5人をモデルに首像を造りました。

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その中でいくつか紹介します。

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2009年02月20日

●鶏

鶏の塑造が行いました。
5時間半の短時間で一気に密度を上げていきます。鶏の生命感を意識に置いて、粘土クロッキーを行うように大胆に。この最初の「荒付け」もしっかり訓練されました。この生命感を忘れずに最後まで追い求めていけるといいですね。
(荒付けと完成A)
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(荒付けと完成B)
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2009年02月16日

●鴨/塑造

今日は5時間半で鴨を塑造しました。近年、芸大での動物をモチーフとした受験も影を潜めていますが、彫刻の勉強にはとても有効なモチーフです。体重のかかりかた、羽の下に隠された構造(骨格)、有機的な量と動きへの意識、そしてクロッキー的な感覚から密度を上げていくプロセスなど多様です。多摩美試験もあり多くの学生が抜けましたが、静かな落ち着きの中に闘志がみなぎっていました。休み無しのハードな日々が続きます。皆さんの心と身体のケアも忘れずに。
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I.Sさん作品。大きな形態のバランスや鴨の特徴が追えました。作り込んだ頭部の印象が固くなりました。作り込む段階でも全体感を見据えながらできるといいですね。
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N.Yさん作品。密度はありませんが、最後まで全体のバランスに諦めることなく、量感たっぷりに追うことができていて安定感があります。カービング後の処理ができておらず目立ってしまったのが反省です。あとは時間内での対応能力を鍛えましょう。

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S.S君作品。首を伸ばした直線的な動きを取り入れた作品。ダイナミックなポーズをバランス良くとらえました。実物の鴨の存在感、そして全体比較でのスケール感が弱く、最初の段階での大きさの工夫が必要でしょう。
コメント/K.N

2009年02月13日

●自刻像制作風景

今日は選択カリキュラムでした。皆様々なアトリエで制作をしていました。

その中で、自然光のもと制作していた学生の制作風景です。
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風邪など吹き飛ばしてがんばろう!

2009年02月06日

●コンクールあずかり作品

本日デッサンコンクールがありました。
ジョルジョにビニールを巻き付けたデリケートな課題。
Y.Aさんのデッサン。描写は弱いですが空間が綺麗な透明感のあるデッサンですね。
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I.Gくんのデッサン。完成度の高い作品ですね。画面全体に意識が行き渡っています。
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こちらは先日の手の塑造。
秀作が沢山でましたので、いくつか紹介します。
A.Sさんの作品。思い切って新しいことにチャレンジしていますね。面白くなってきました。
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M.Sさんの作品。自然な手の表情を上手く形に置き換えている、センスある作品ですね。
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N.Sさんの作品。シンメトリーの中に手の自由なラインを生かした作品。形がきれいですね。
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Y.Uくんの作品。力強い手の表情を迫力をもって表現してくれました。
しっかりとした力を感じます。
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2009年01月26日

●コンクール結果! あずかり作品

本日はコンクールの採点講評でした。
デッサン・塑造・素描ともに秀作が生まれましたので、ご紹介いたします。
デッサンはブルータス。派手さはありませんが、構造のしっかりした強さがあります。
S.Sくんの馬力が光ります。
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こちらもS.Sくんの素描。イスを含めた空間を描いたものです。
状況が分かりやすく、安定した仕上がりです。3hの密度としては充分な内容です。
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最後はジョルジョの模刻。
D.Iくんの作品。模刻には定評のあるD.Iくん。安定しています。
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今回は男性が頑張りました。がんばれ女性!

月末からはいよいよ造形大試験の対策がはじまります。
しまっていこう!!!

2009年01月14日

●がんばりました!

センター試験もいよいよ近づいてきました。当然、学科の心配な学生は今は実技どころではなく出席も半数以下に減ってしまいました、が、その中でも自分のペースをしっかり堅持して頑張っている学生もいます。三日間で行われた模刻。いつも以上の緊張感がアトリエ内に漂っていて、全ての学生それぞれがいつも以上にやりきった感じでした。
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o君のヘルメス模刻です。個々の形態は若干弱いのですが、シンプルな関係性が特徴良くとらえられました。

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きっちりと作り上げることに定評のあるS君のブルータス模刻。メリハリには欠けますが、気張らずにしっかり丁寧にまとめあげられています。

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パワーと体力、そしてど根性のS.S君の模刻。明快に短時間できっちりと作り上げました。
かなりの完成度です。ブルータスの量感に気圧されることなく、自分の身体の中にしっかり抱えられている感があり充実感があります。

2008年04月22日

●今期初の粘土預かり作品です。

芸大2次試験とほぼ同じ、手と幾何形体がモチーフの構成課題でした。意欲的に取り組む制作姿勢が好印象でした。構成は、モチーフがしっかり作れることはもとより、塑像板上で、自分の作品をどの様に見せたいのか?仕上がりイメージや意図をしっかり持つ事が大切です。
Kさんの作品は、シンプルで大きく迫力がある構成で、イメージがハッキリと伝わってきました。
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2007年12月20日

●今日の塑造優秀作品

講習会前期も半ばを過ぎました。
苦戦しながらも何とか、優秀作品が生まれました。
まずは現役生Sさんの作品。
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現役生らしい素直な観察と表現がとても好感を呼ぶ作品です。
もう一つは多浪生のYさんの作品です。
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アヒルらしいフォルムとバランスがすっきりと捉えられている作品です。
前期も残り一課題となりました。バテないように頑張りましょう。

2007年07月31日

●アリアス、チャボ

夏季講習会優秀作品
O君のアリアス。サラッと描いてるように見えますが、しっかりとしたやりとりで仕上がっています。
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チャボはまだまだですが、皆さん良いところが見えてきています。
Sさんのチャボ。2羽造る積極性が良いですね。
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K君のチャボ。狙いがはっきりしていて良いですね。
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Yさんのチャボ。感覚的な仕事の中にしっかりとした形が見えてきています。
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皆さんさらに質の向上を目指して下さい。