手の塑像

リポンクラスは「緩急」をテーマに「自分の利き手」を塑像しました。

手は彫刻科では頻繁に作ったり描いたりするモチーフですね。
観察は基本中の基本で、とても大事なことですが、見ながら「ただ手を作る」というだけではなかなか彫刻になってくれません。
手の中からどんな形を選ぶか、手の持っている空間をどう活かすか、それらをどう見せるか。
色々考えたり感じたりしながら作っていきたいですね。

5点紹介します。

M.Oさん
2022_10_04_IMG_9680.jpg
出だしから、流れや空間をのつながりを大切にしながら進められていましたね。
粘土の表情はまだまだ探求の余地ありです!楽しんで研究してください。

Y.Kさん
2022_10_04_IMG_9683.jpg
大きさ、写真で伝わりますかね?
どっしりした量が魅力的でした。
作り込みのリズム、形のニュアンス、言葉に仕切れないような部分までどんどんこだわって下さい。

H.Sさん
2022_10_04_IMG_9692.jpg
シンプルですが、目を引く緊張感がありました。
責任をもって仕事ができていますね。
派手さが全てではないので、この路線ももちろんアリだと思います。
心棒の位置や見せ方など、とことん極めてみてください。

M.Sさん
2022_10_04_IMG_9686.jpg
形の柔らかさが良かったです!
指周りの形の押さえ方が、全体の柔らかさから浮いてしまったのが惜しいですが
作品として、良いやり取りができていると思います。

K.Hさん
2022_10_04_IMG_9694.jpg
独特の構成と柔らかさで、じっくりと観たい作品になりました。
構造的なところに狂いが残った部分はあったので、武器を活かすためにクロッキーや徹底した確認で基礎を固めていきましょう。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

この記事について

このページは、彫刻科教員が2022年10月 5日 10:41に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「夜間部 デッサン強化週間」です。

次の記事は「プリマクラス 逆さブルータス」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。