2011年6月アーカイブ

メディチ模刻

今日こちらのクラスはメディチ模刻でした。クラス全体の熱気、レベルがとても上がってきていて、最近の目眩のするような暑さにも負けず劣らずです。1学期もあと残りわずかですが、学期末のコンクール、夏季講習に向け頑張って行きましょう!
1点紹介です。
T.Aくんの塑造です。
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作り込みました。彫刻的な言葉の解釈はもっともっと深めていきたいと思いますが、全体のクオリティーはある一定のラインを超えるところまできていると思います。メディチを作った彫刻家がどのような意図を持って形を捉えているのか、より上を目指し突き詰めましょう。

夜間部自由制作展vol.2

6月半ばから制作し、彫刻科 夜間部生の力作が展示されました。
7/2(土)まで展示しています。ぜひ、見にきて下さい。(^0^)/
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みんな、作者として作品について語るという経験もしました。
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セントジョセフのデッサン

だいぶ蒸し暑く、夏の訪れを予感させる一日でしたね。今日は全体に気合いがみなぎっていたように思います。

今日のモチーフ、セントジョセフのデッサンを一枚紹介します。
N.Nさんのデッサンです。近い距離で思い切り見上げた位置からのデッサンです。体の前面の強さ、描写した先での首の捉え方や髪の毛まわりの空間などを見ると内容的に非常に充実してきたように思います。ガツンといきましたね。

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自己との課題に向き合って

先週は模刻週間でしたが、そのカリキュラムとは別で、自分の課題に取り組む為にデッサンをしていました。
Y.Uくん
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印象、バランス見事に捉まえました。描写には厚みがあり、色幅もあります。課題へ向き合う姿勢が、デッサンの力強さと勢いに表現されているように見えます。

模刻の一週間

レクチャーからはじまり、粘土クロッキーを何回も繰り返し、最後に二日間かけてじっくり一つのモチーフを模刻しました。総仕上げですね。全体的には底上げを感じましたが、実力組の伸びがもう一歩だったです。次回に期待します。

K.Mさんの模刻
奴隷の模刻ですね。粘土を扱う量が多く、動きが激しいため大変なモチーフです。
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バランスをあわせながら、場所場所によって変化するハリの仕事も視野に入れて仕事ができました。顔面のゆがみがやや弱いですが、シビアさをたもちながら実技できたのが良かったと思います。

今日は模刻基準決め!

模刻週間3日目、今日は基準決めです。
昨日までの仕事で大きな量のやりとりは掴めたと思います。今日はそのついた力を効果的に活かすための模刻の”お作法”的な勉強です。

レクチャーで段取り、考え方を一時間ほど説明。
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そのあと手順を確認しながら、基準、ポイントをじっくりと固めていきました。
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今日で基本的レクチャーは終了です。いろいろな情報、視点をまとめて伝えたので頭の中の整理に時間がかかるかもしれませんが、明日から手を動かしながら咀嚼していって、自分なりのやり口を見つけてください。週末の模刻作品、期待しています!

粘土クロッキー2日目

今日は昨日に引き続き粘土クロッキー2日目でした。

湿度、温度とも高い中、多くの学生が奮闘して大きな量の組み立てを掴めにいけて良かったです。

その中から三点紹介します。どれも45分の仕事です。全体の動き、量のバランスだけではなく印象や表情もつかまえに行き始めている作品です。

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明日は基準決めのレクチャーから始めます。今週で模刻をモノにしてくださいね!

こちらは別課題で手の素描です。M.Yさんの作品です。
三時間でシンプルな握りこぶしのポーズを丁寧なタッチで書き進めています。しわの表情と形が綺麗にかみ合い、腕と指との調子の変化もうまく作れていると思います。

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ギャラリーページを更新しました。

今回は「2011年 彫刻科自由制作展」です。6/11から6/19の間に行われた彫刻科学生による、自由制作の作品を見る事が出来ます。

石膏の具象作品から映像作品に至るまで様々な着眼点から素材、技法も含め幅広い作品が出来ました。一週間という短い制作期間でしたが皆さん充実した時間が過ごせたようです。

サイト上部のメニューバー Gallery からご覧になれます。是非ご高覧ください。(PCのみ)

OPENコンクール!!と模刻レクチャー

昨日の日曜日は一日かけてのOPENコンクールでした。お疲れさまー
総勢約70名のエントリー、その中で外部からも10数名の学生が来てくれました。
ありがとー
モチーフはヘルメス。ゆったりとした動き、ねじれから出てくるしっとりとした形の表情、構造的な組み立てを意識しながら空間も感じなくてはなりません。様々なことに注意を配らないとヘルメスらしい印象は出ませんね。そんな中トップ4のデッサンを紹介します。

4位のK.Nさんのデッサン
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3位のK.Kさんのデッサン
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2位のK.Oくんのデッサン
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そして1位のS.Aくんのデッサン ヤッター!!
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採点基準の話をしますと、1学期だからということはあまり考慮せず、このデッサン、本番でたたかえるのか?そんな観点で採点しました。シビアな結果に落ち込んだ人も多数いるとは思いますが、そこから原因を探り対策を練り、突破してください。何事も勉強の種ですから。
今回は男子2人が首位の座を奪いました。次回はどうなるのでしょうか?ガンバレ


そして今日から模刻レクチャーです。ここで模刻のイロハをマスターしましょう!!
吉田先生が冒頭で言っていましたが、模刻が得意ではない人でもこれを理解していればまずは大丈夫!といった内容のレクチャーでした。「そんなのわかっているよー」と思っていてもいざ説明してみようとすると案外雰囲気ですませていた所もあるのではないでしょうか?今日のレクチャーをしっかり復習して下さい。
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レクチャー後は45分を1セットで数回粘土クロッキーをしました。模刻の作り出しという訳ではなく、少ない時間でいかにモチーフの印象に迫るか?拾う要素、捨てるところがハッキリと出ますね。
M.Mさんの塑造です。
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R.Kくんの塑造です。
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A.Sくんの塑造です。
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レクチャーや粘土クロッキーで、もし曖昧な部分がありましたら、ドンドン講師に質問して下さい。繰り返しますが、今週で模刻のイロハを覚えて下さいね。

明日はOPENコンクール!

いよいよ明日はOPENコンクールです。

明日の朝は8:30までに受付し、案内に従って会場に入ってください。
余裕を持って行動すると、良いデッサンが描けると思います。
今日はイメージを膨らませながらゆっくり休んでください。

では、明日お会いしましょう!

締切り間近!オープンコンクール!

いよいよ今週末の日曜日にOPENコンクールが迫って参りました!
学院生も学院外から参加する方々も、しっかり心と体調の準備を整えて当日を迎えてください。
せっかくの機会なので、緊張感漂う良いコンクールにしましょう。
準備の都合上、前日18日の夕方には受付を締め切らせていただきます。
参加を考えている人はそれまでにお申し込みください。

彫刻科オープンコンクールのお知らせ

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良いデッサンとの出会いを楽しみにしております。

彫刻科タイムズ6月号 をアップしました

彫刻をはじめたばかり! これから彫刻をはじめたい! そんなみなさんに向けて すいどーばた彫刻科タイムズ編集部が毎月おおくりする彫刻科タイムズ!

校内掲示も注目の的、毎月楽しみにしている方も多いと思います。彫刻科自由制作展やソフトボール大会の模様など内容満載でお送りします。

homeと日常ブログのページの右上 緑のバナーからご覧に慣れます。(パソコンからご覧になれます)

友人像後半チーム

今日は前回デッサンだったチームが友人像を制作しました。
その中から一点紹介します。

S.Tさんの友人像です。
組み立てのしっかり感はあるS.Tさんですが、今回はその先の説得力を出していく仕事に力を入れられたようです。髪の毛の表現などまだゆとりが足りない部分ありますが、一歩前進したと思います!

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熱い気持ちで梅雨空を吹き飛ばせ! 良い実技を期待しています。

今日の塑造は友人像でした。

基本は何事も観察です!
動いている友人を作るとついつい観察が照れくさくなり、遠慮がちになってしまいます。
そうなると手が勝手に形を作り始めてしまいます。要注意ですね。
自分の脚で動いて観察!
これをモットーにさらに完成度のある作品を目指して下さい!!

K.Mさんの作品
空間に厚みのある作品ができました!表現を楽しみながら形態感の強さもあります。完成イメージを持って挑む姿勢が作品にも現れていますね。
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M.Mさんの作品
こちらは表情が綺麗な作品です。粘土の張りや存在感へと追求が感じられます。やや角が硬い部分や、斜めからの形が厚みへとつながるとさらに完成度があがりますね!
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明日も頑張っていきましょー!!

彫刻科自由制作の講評会がありました

先週の土曜日6/11に彫刻科自由制作の講評会がありました。

講師が作品に関して講評するというスタイルではなく、制作者が自分の作品に関して解説し、質疑応答するという形での講評会です。
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作品の設置場所がすいどーばた美術学院内各所に点在するので、学内ツアー的な講評になります。いろいろな空間を再発見できるのも面白いです。
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今年は映像作品も登場しました。
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こちらは空間を扱ったインスタレーション。
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今年は具象作品からインスタレーション、映像まで幅広い作品がありました。彫刻科という枠や作品を作る上での視点など、いろいろ考えさせられる点もありました。皆さん作品をしっかりと完成でき、怪我も無く制作期間を終えられてよかったです。展示期間も気を抜くことなく良い形で展示を終えて下さい。

OPENコンクールまで1週間!

彫刻科オープンコンクールまであと1週間となりました。
学内では自由制作展の展示で賑わっておりますが、気分は徐々にコンクールに向けて盛り上がって来ています。学院生以外の方々も是非ご参加ください。
尚、自由制作展はコンクールの日まで開催しております。参加者はお昼休みや採点中に是非学内を回ってみてください。


すいどーばた美術学院の彫刻科では、「1学期にチェックできること」を客観的に見つけ出す機会としてOPENコンクールを開催します。彫刻科を志望する方であれば年齢に関係なく何方でも参加していただけます。実力を計る絶好のチャンスです。是非ご参加ください。(定員になり次第締め切ります。その旨はこのサイトでお知らせします)

彫刻科デッサンコンクールは、東京芸術大学一次試験を想定した実技時間、出題モチーフで行われます。
すいどーばた美術学院彫刻科在学生と一緒に6時間のデッサン描き、その後、彫刻科教員による採点、全体講評、個人別講評を一日で受ける事が出来ます。

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昨年のOPENコンクール1位のデッサン 2011東京芸大合格者作品

対象:彫刻科を志望する方(年齢は不問)
日程:6月19日(日)
8:30までに受付に来てください。
9:00〜16:00 デッサン ※12:00〜13:00は昼休みです
16:00〜17:00 採点
17:00〜19:30 講評会
持ち物:木炭デッサン用具一式 カルトン 下敷き用紙 
参加費:2000円(当日支払い 学院生は無料です)* 木炭紙支給いたします!!

*参加希望者は、以下の専用メールアドレスに 件名に氏名を記入し、本文に 氏名 住所 年齢 性別 生年月日 電話番号 在学・出身高校 現在通学中の研究所名 を記入の上送信してください。

専用メールアドレス
open@dobachou.net

メールをお送りいただくと、自動的にメールを返信いたします。この自動返信メールが届かないかたは受付まで直接ご連絡ください。
03-3971-1641

受付次第、受験番号を返信致します。(返信に2〜3日かかる場合があります)
当日は受付まで受験番号と氏名をお伝えください。

※尚、参加するにあたり上位作品をwebサイトに使用をすることに同意ください。
※特に優秀な作品には賞品を授与いたします。受賞作品は返却しない場合があります(これまでは殆ど返却しております)。また、主催者は作品の紹介、宣伝、印刷物、インターネット等の掲載のために無償で展示及び複写をする権利を有します。


すいどーばた美術学院彫刻科では個人情報に関して以下のガイドラインを設けております。
個人情報の取り扱いについて

自由制作 今日の制作風景

自由制作もいよいよ大詰め。形になってきました。設置作業をはじめる学生も出てきました。いくつか写真で紹介します。

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友と設置。

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グラフィティ?

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情景。

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右手奥に空間が出現。

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はい上がる。

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大がかりな設置作業。

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明日は講評、晴れるといいな。

自由制作 あと二日!

みんなの眼差し
作品を作る過程では、作業であったりノミ研ぎであったり、一旦作品が見えなくなる時間があります。自分のイメージした作品が形となって目の前に現れるのを早く見たい!
との一心で、みんな時間や体力、イメージと格闘しています。
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何かを自分の手で生み出すことって、人を真剣にさせます。また確実に成長へと導いていってくれます。キラキラしていますね!
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自宅で制作をしている人たち、またはどばたで制作している学生へ。

事実上明日で制作は終了です。次の日の土曜日は10時30分までにセッティング終了、11時から講評ですので、展示場所を他の人と共有している人たちは特に、当日は早めに話し合いながら空間を作って下さいね!
作品周辺を綺麗に掃除しながら作品と空間の関係性も見てください。
実制作以外にも気を使うことは色々ありますね!

自由制作 中盤戦!!

今日も学生はがんばってマイワールドを展開しています。
すこしづつ形が見えてきましたね!ということで今日は作品の部分に絞った写真にしてみました。なんだか分からない画像が連発ですが、全体像は完成してからのお楽しみです!!

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山と月みたいですね

続きは↓↓↓↓↓↓↓

自由制作二日目!

今日も引き続き自由制作です。初めての材料を相手にしながらも、自分のイメージに近づけるよう、格闘は続きます。

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石膏作業が順調です。

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真剣なまなざしの先には????

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リチャードロングを彷彿とさせる??

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彫ってる背中がかっこいい。

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がんがん行きます。

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形になってきました。

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スプーンと格闘。

怪我は慣れた頃にするものです。焦らず、初心忘れずで行きましょう。

今日から自由制作

今日から自由制作です。受験勉強からは少し離れ、作ることを純粋に楽しみ、没頭して下さい。素材もいろいろ、感覚もいろいろ、土曜日の講評が楽しみですね。怪我には気をつけて下さい。
制作風景
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頭蓋骨をつくるのかな?

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こちらは石膏ゾーン

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等身サイズまであります。頑張って!

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ノミ研ぎます

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こちらも大作の予感

木の箱と空間

アトリエの中央に木の箱をランダムに積み重ねてみました。パースをふまえた空間の課題です。パースをとる事だけに気を取られると輪郭線が目立つ塗り絵になってしまいます。木の箱の存在感、アトリエの空間の広さ、光の移り変わり、やること色々あります。大切なのはそれらをふまえながら絵にすることです。

A.H君のデッサン
パースの部分は特に気になりませんね。木の箱、壁の表情、描画材のキレイなトーンがしっかりと質感、空間を表現しています。時間をかけた良い仕事です。

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N.S君のデッサン
木の箱の密度はもう一歩ですが、光を感じさせるために意図的に構図をずらしたり、しっかり追わないと見えてこない壁の面の方向、じっくりと仕事ができましたね。

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R.M君のデッサン
部屋に対して少し木の箱が大きいかな?っと思いますが、スウっと見えてくる画面、抵抗感のある床、画面を操作しながら自然な印象を大切に出来たと思います。

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来週から自由制作です。興奮しすぎて怪我しないように注意してください!!

パースレクチャー

今日は、パースの基本を学びました。
基本を知ることで見えて来るものがあり、世界が広がる感覚が嬉しいですね。
このパースの知識を、縛られず過ぎず確認するために上手く利用していってくださいね!

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