2010年8月アーカイブ

山羊、羊、夏季講習最後の作品

今日で夏季講習会も終了です。
長い期間受講した人は、この暑い夏お疲れさまでした。
最後の課題は山羊と羊の塑造。
粘り強く造った作品たちを数点ご紹介します。

K.Oくんの作品。
主張の強いO君ならではの表情のある作品です。こういった課題ではグイグイ行きましょう。
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R.Mさん(高校2年生)の作品。
動物制作が大好きなMさん。今回もいい観察が出来ました。
この調子で行きましょう。
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S.Aくんの作品。
全体のバランスをとりつつコツコツと詰めていきました。大きな動きに結びつけられるとさらに良くなるでしょう。
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N.Nさんの作品。
動物に苦手意識を持っていたNさん。粘土の扱いも柔らかく、末端まで意識を持って制作でき、良い作品になりました。この感じを忘れずに!
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今日で講習会も終わり、9月からはそれぞれ高校や予備校に戻っての制作になるので、この講習会で得た価値観や手法、見方などじっくりと思い出し新しいものを探り出してください。
また、冬季講習や入直でその成果を見せてください。
ではまた!

ミロのヴィーナス模刻!!!

Y.Uくんが一学期末に造ったミロのヴィーナスです。
頭部が一度壊れたため夏季講習中に修復しました。
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なかなかこのサイズの模刻をすることはないのですが、大きな作品を造ることで解ることもあります。
Y.Uくんはさらに大きなものを造る予定です!!

昼間部の皆さんは、二学期初めから模刻週間です。レクチャーもありますから、理解を深めつつ身体で覚えていきましょう。一気に力をつけたいところです。

夏季講習最終日ー盛り上がりました!!

コンクールは奴隷でした!
全体的に盛り上がりを見せた結果、芸大上位ランクレベルのスモールaが3点出ました!!
夏らしく、個々の課題に果敢に挑戦した結果、これからの課題が見えてきた良いコンクールとなりました。
奴隷は、テンポ良く描けるモチーフですが、しっかり構図を取り、バランスや印象が意外と合わせ辛いので、しっかり合わせていきたいですね。その上で構造や動きに反応していけると最高ですね。
上位5位までを紹介します。

1位K.Tさんのデッサン
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2位M.Mさんのデッサン
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3位K.Sさんのデッサン
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4位S.Tさんのデッサン
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5位R.M君のデッサン
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表彰式の様子!
1位から3位まで、そして各先生の個人賞まで!!
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採点中の様子!
先生方は、真剣にみんなの作品を見ています。
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描き出しゼミ

昨日より、描き出しゼミが始まっています。

すこしだけ内容をのぞいてみましょう。
まずはスライドによるレクチャーがあり、見ていくポイントなど、解説がありました。

そして後半は虫本先生本人による、描き出しリアルタイムデモンストレーションが!
描き出しゼミは最終日までつづきます!

ジョルジョと組みモチーフ

勉強をすればするほどジョルジョは難しく感じます。今回みんな苦戦?いやはや課題をもって善戦しました。上手くいかないのは解ってきた証拠です。正常なフラストレーションですよ。

T.Aくんのジョルジョ
突っ込みどころはありますが、それは内容があるからですね。気合いもビシビシ感じられます。冷静も大切ですが熱を帯びたテンションも大事です!!
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M.Aくんのジョルジョ
安定感があり、大きな形、小さな形、シビアな目、色々な仕事がバランスよく進められました。石膏デッサンはトータルの仕事が重要です。どこも欠けてはいけませんね。いいデッサンになりました。
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こちらはデッサンコース。倒したフォーンのトルソと、モーゼのマスク、大顔面のマスクという、滅多に描かない組みモチーフです。こういったモチーフは台の捉え方が大切ですね。

A.Sくんのデッサンです。
気合いの入ったデッサンが出ましたね。熱く形に迫りきる気迫に見る側が押されます。画面に対して意図を持って自在に攻めて行けるようになりました。夏でデッサン一つ掴みましたね。
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H.Gさんのデッサンです。
全体を破綻なく掴み、一歩一歩着実に迫った一枚ですね。ディティールに対する執着心やリアリティーがもう一つ出てきてくれると良いですね。
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R.Mさんのデッサンです。
冷静に台上の影や反射光などを拾って、手前から奥への空間性を炭の彩度をコントロールして描けていますね。夏の間にデッサンの中で描ける内容が変わってきましたね。
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孔雀鳩(芸大コースAクラス)

孔雀鳩の優秀作品を紹介します。(^O^)/
K.Nさん
とても良い塑造になりましたね。構図、大きさ、動き、粘土付けなど、バランス力もあります。さらに観察の魅力も加わって印象も良かったです。(^v^)/
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H.Nくん(現役生)
大きめな孔雀鳩になりましたが、面がしっかりしていて彫刻的で良い作品になりました。ガッチリとした強さがある足先や尾羽はもっと遊んでもいいですね。遊ぶって言うのは、粘土をまとめすぎないで、リズムや凹凸で見せることです!(^e^)Good!!
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M.Sさん(現役生)
動きのある難しいポーズでしたが全体感をゆったりと見れていました。工夫のある面白い塑造になりました。実直な観察力が作品に出てきていて、評価されました!Very Good!!(^e^)/
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R.Mくん
少し小さめな作品ですが、すごく良く出来ています。左右の違いや形のリズムがもう少し欲しかったですが。メリハリもあって良い粘土になりました。
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A.Aさん
安定してみられるようになりましたね。少し羽が短かったけど、頭部の印象、粘土の色味なども良かったです。
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孔雀鳩と裸婦立像

芸大Bクラスは孔雀鳩でした。たくさん観察をして形を多く見つけないと鳩は淡泊に出来上がってしまいます。言葉を多く発してくれるニワトリやアヒルとは違い自分からキャッチしなければなりません。サイズも小さいですので近寄って観察する必要があります。部分的にみれば良い作品もありましたが、鳩は形がシビアな印象がありますので何点か写真を撮るまでには至りませんでした。その中でトータルバランスが良かった2点紹介します。
N.Nさんの鳩

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顔、脚、しっぽ、密度のある作りが良いですね。ポージングも自然な流れになり粘土付けも遊びが入り柔らかい表情が出てきました。この感じならもっと形を追ってもかたくならずに、内容が深まると思います。

Y.Uくんの鳩

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嫌みのない上手さが光っています。鳩の形にあわせた粘土付けなど、気をつかっている内容がシビアですね。良い作品だと思います。

こちらはデッサンコース、裸婦立像でした。
A.Sくんの素描です。
人体の流れはまだスムーズさに欠けますが、個々の形の掘り起こしは非常にしっかりと説得力があり、鉛筆の発色の鮮やかとあいまって、強さのあるデッサンに仕上がりました。
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H.Gさんの素描です。
人体を非常にスッキリと捉えています。頭と足の位置関係や、描き込んでも浮かない表情など、全体感を大事に進めているデッサンですね。白の中、黒の中の形がもう一つ拾えると、より臨場感が出ましたね。
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K.Oさんのデッサンです。(現役生)
全体の光のつながりや、おおらかな空間性が非常にきれいなデッサンですね。立脚の緊張感なども柔らかい調子の中でつかんでいます。あとは肩の奥の頭部に重さを感じられると良かったですね。
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ジョルジョ

芸大コースAクラスでの木炭デッサン「ジョルジョ」の優秀作品紹介します。

K.Sさん
力強いフォルムを掴む感覚が魅力になっています。もう少し、頭部と胸部の差が出ると良いです。みんなに言えることですが、頑張りすぎて全体が同じリズムになりやすいので、画面の上下で意識的に調子のリズムを変えると良いですよ。(^0^)/
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S.Eくん(現役生)
印象がとてもジョルジョらしくなりましたね!周り込みなどの空間的な意識もあり、木炭の調子もいいです。細部の形に迫る描写をこれからのせていきましょう。Good!
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K.Nさん
全光(上からの光)デッサン。頭部のリアリティーが出せて魅力的になりました。立体感の表現が明解で、くすみもとれてきて、とても良くなりました。形に強い触る様な感覚や観察力をもう少しのせていきましょう。体の奥行き部分、周り込みなどが色で終わらないように気をつけましょう。(^v^)
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R.Mくん
逆光からの場所。空間が美しく表現出来ましたね!離れてみると自然で目立つデッサンで良かったです。近くで見たときの細部の魅力をこれからさらに付け加えていくといいですね。
楽しみです。(^e^)
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構成課題

今日の藝大コースAクラスでの優秀な塑造作品を紹介します。

藝大コースBクラス、デッサンコースは預かりがありませんでした〜

K.Nさん
床面から上に向かって広がりの心地良さのある作品です。紙袋の質感も出てきて完成度のある作品になりました!(^_^)/
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M.Yさん(現役生)
課題ごとにどんどん伸びていますね。良く観察しているので、丁寧な造り込みが魅力になりました。軍手の縫い目まで頑張りました。
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S.Gくん(現役生)
自分で選んだモチーフなので、他のとは一味違った構成課題になり、個性を感じる作品になりました。人を感じさせる表現ですね。粘土のリズムをもう少し付けていけると更に良いですね。
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A.Aさん
構成がスッキリ見えて、かつ、力強さも感じます。構成課題が好きというのも作品から感じます。それぞれの密度やメリハリをもう少し上げていけるといいね。
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S.Gくん
大きさのある作品で目立ちましたね! レンガのリズム感が面白く、センスを感じます。3次元的な動きを、もう少しあるといいですね。
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こちらは芸大コースBです。
レンガ、ロープ、りんご、軍手、布、などなど沢山のモチーフの中から自分で3つ選び、構成をしました。それぞれの素材の特性を構成の軸としながら進めると内容がしっくりとします。リズム、テンポを大切にしながら、つくられた空間を大切にしましょう。

S.Hくんの構成
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あえての静かな構成。近寄ったときのモチーフそれぞれの比率を含めたクオリティー、ねらいがしっかりと伝わります。cool!!

U.Pさんの構成
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上に位置する紙袋の影が効いてます! 各素材の特性もいかされてます。ロープの太さなど気になりますが、気持ちよい構成がそれをカバーしてます。nice!

S.Aくんの構成
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当初の予定通りに終わらせるのではなく、しっくりくるまで動かした結果、それぞれの形が連動しました。good job!

K.Kさんの構成
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現役生の作品です。塑造板の空間を有効に使えていて目線が自然と奥に流れて行きますね!シンプルですが、モチーフのチョイスと構成がマッチしています。beautiful!

T.Aさんの構成
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こちらも現役生です。とても綺麗な流れとしっかりした造り込みが魅力的です。芯棒も作品の一部に組み込まれていて気になりません。excellent!

N.Nさんの構成
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3点で構成していく空間が、心をくすぐります。少し小割りが大きいですが、アイディアも面白いですね!good idea!


こちらは芸大コースAです。
コレー、フォーン、ミロヴィ、3つの大きなモチーフの組石膏デッサンです。モチーフが大きいのでどうトリミングをするかが大切になります。また静物デッサンとして床への意識も大切になってきます。

M.Mさんのデッサンです。預かりです。
中盤にパースでやや苦戦はしたものの手前のフォーンから描写の密度を上げていくことで、調子と空間が繋がり、絵としての冴えが出ました。手が止まってしまった時にどう見方を変えていくかというのも大切です。自分の実力に自信を持って行きましょう!
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R.Mくんのデッサンです。
安定した構図です。一つ一つのモチーフを捕まえていく感じには説得力を感じますが、モチーフとモチーフの関係から出来る空間表現にはもう一歩攻めが欲しいです。絵を造りながら完成のイメージが持てると手を入れるべきところが見えて来るでしょう。
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K.Sさんのデッサンです。
狙いをもった構図です。手前を大きく切り、視点を奥のコレーに合わせることで空間の表現に成功してます。描写がもう少し詰まると密度のある空間表現が出来るでしょう。
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デッサンコースです。
武装する女神と牛骨の組石膏を9時間で描きました。
今回の課題では、牛骨の質感と武装の質感の違いをバシバシ出していけると良かったですね。
そして、組石膏で気をつけたいのが二つの物の置かれている状況と、空間です。それが描けることによって同じ木炭紙で描いていても何倍も大きく見えます。

K.Oさんのデッサン(現役生)
最近、木炭の質が変化してきて、木炭紙に張り付くようになってきました。それによって、描いたものに立体感と空気感がまとうようになっています。
描き込みの技術も発達してきたので、牛骨の設置面から角にかけてなんかは、見ていてゾクゾクしてきます。
武装の首から上も、同じ様な執着心が欲しかったですね。
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T.Aくんのデッサン
この位置が得意そうなので、画面に入り込みやすそうでした。
最近描き込み技術が半端なく上達しました。そのお陰で単調に見えなくなりましたね。
言われたことをしっかりこなせるので、これからは、自分のデッサンを冷静に見て、今自分に何が足りないのかを見極められると良いですね。
最後の仕事をする時に、手癖のせいで空間が死んでしまうのが勿体ないかな。
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A.Nさんのデッサン(現役生)
描き出しから調子が良かったです。
武装の印象や、牛骨の角の質感を上手く拾えています。
言い切りが強いデッサンなので、並べた際に一際目立っていましたね。
この調子で、更に突っ込んだ細部の形を描いていきましょう。かなり力強いです。
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藝大コースAクラスは、メディチの模刻です。
優秀作品が出ましたので紹介します。(^O^)/

T.Mくん
個人的な課題をしっかり持って時間をかけて制作しました。観察からの作り込みの密度が増して説得力が出てきました。Good!
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K.Nさん
粘土の扱いがとても良く、リズム感もありますね。素材の魅力を活かせるセンスを感じます。
これからさらに、骨格的な正確さなどに注意していこう!
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R.Kくん
構造的な見方がしっかりしてきて、本人の自信さえ感じる作品になってきました!これからさらに、繊細な表情まで丁寧に作ってみて欲しいですね。
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M.Mさん
アバタの自然な流れがつかめた作品です。派手さはありませんが安心してみることができますね。
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藝大コースBクラスは、円盤のデッサンでした。

Y.U君のデッサンです。
終始イメージをクリアに仕事が出来ています。ここから動きと形に対してもう一歩シビアに踏み込んで行きながら仕上がりのビジョンをコントロールして行きましょう!
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S.H君のデッサンです。
少々うるさかった色味やタッチが消化され、面と形がしっかり見えて来ました。光が綺麗で柔らかな炭が好印象です。髪の毛がもう一歩!
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M.Sさんのデッサンです。
全体的に力強さが目を引くデッサンです。伸びて来ましたね!肩のひっぱりが少し弱いのでもっと像全体の動きを感覚で感じて行けると良いですね。
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こちらはデッサンコース、みんなでヘルメスを描きました。
N.Sくんのデッサンです。
絵的な冴えが最近安定していたN.Sくん。今回は人体のポイントや顔面の印象も捉えながら描写出来ました。胸の手前の形などもう一つ引っ張り出したい部分もありますが、木炭の新鮮な発色や勢い、説得力が気持ちいいですね。
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A.Sくんのデッサンです。
顔面の印象は、もうひとつ似せきれなかったですが。体の左右の動きや量の流れなど、彫刻的な部分をよく観察して描けてきました。炭にゆとりが出てきましたね。
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デッサンコースのモリエール

デッサンコースのモリエール、面白いデッサンが出ました。彫刻科のデッサンにもいろいろと幅がありますね。

A.Sくんのデッサンです。
最近いろいろとデッサンの方向を模索しているA.S君。今回は逆光を柔らかいハーフトーンで追っています。大きなバランスの安定感、印象など、モリエールらしさを良く引き出しています。体と頭部の空間などもう一つ差を大きく出せるとより面白いですね。形を見る力はしっかりしているので、自分にしっくり来るデッサンを求めてまだまだ模索していってください。

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パースと光ゼミ

本日より竹花先生によるパースと光ゼミがはじまりました。パースの理解、光の要素を欠いてはデッサンはしっかりしません。これを機にあいまいな知識をたしかなモノにしましょう!!


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みんな真剣にノートをとっています。


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充実したテキストを使っての指導。

今回のパースゼミは4日間です。あしたはどんな内容なのか楽しみですね!

準備運動!!

芸大コースBクラスは今日から円盤投げです。すいどーばたには円盤投げの全身像がありますので、みんなでまずはじめにクロッキーをしました。

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腕を肩から大きく動かしましょう!!

藝大コースAクラスで、デモンストレーション!

藝大コースAクラスで、デモンストレーションが行われました!デッサンの描き出しゼミの資料制作に午前中から来て頑張って下さいました。^^
何が始まったのかと、興味を持って見ている学生もいましたね。勉強になったかな。
描き出しの工程は、1分刻み〜各工程の大きな変化ごとに、丁寧に一眼レフで記録されており、描き出しゼミで、その工程を説明をしてもらえます。お楽しみに。

明日は、竹花先生の「光とパース(遠近法)」ゼミ!
たった4日間での知識と技術の変化をお楽しみに!!明日のお申込もOK!! (^v^)/

模刻 メヂチとアバタ

芸大コースBクラスは模刻の講評でした。はじめての学生も何人かいましたが、みんな食い付いて頑張ってました。勢い余って離れて見ることを忘れずに!

Y.Uくんの塑造

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動きをしっかりとらえていますね。粘土付けに遊びがありいきいきとしています。カッチリとした形態感と造り込みのバランスをよく見ながら仕事、レベル高いです。

こちらは高校2年生S.Uさんの塑造

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はじめてのアバタ、すごいですね、バランスもしっかりとれました。粘土付けもいい感じです!!

今日から夏季講習会後期がはじまりました!

夏季講習も折り返しを過ぎ、いよいよ後期が始まりました。
各コースとも、盛り上がっています。
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夏らしい熱気溢れる雰囲気になっていました。
ガンガン行きましょう!

外国人モデルの首像

夜間塑造コースでは毎年恒例となった外国人モデル首像を造りました。
日本人との違いを感じ、新たな発見が多かったのではないでしょうか。

数点秀作をご紹介します。
K.Yくんの塑造。
芯からしっかりと存在感が出せた作品ですね。表情にも厚みがあり生命感があります。
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S.Tさんの塑造。
組み立てが安定していて落ち着きがあります。白人の骨格をうまくとらえていますね。
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N.Nさんの塑造。
インドの男性らしいやさしい表情が表現できています。服の表現に工夫がほしいです。
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K.Nさんの塑造。
インド女性の雰囲気がでています。柔らかい表情が生命感につながっています。
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こちらは芸大コースBクラスです。ジョセフのデッサンです。 
構図が大事ですね。首の出方と肩の関係性もしっかり感じながら、大きな面性と細部への描き込みのバランスを追って行けると良いですね。印象も似せて行きましょう!

Y.U君のデッサン
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視点の場所がしっかりわかることで臨場感が伝わります。描写と大きな仕事のバランスを意識していた為に安定をとても感じます。リクエストとしては帽子のかぶり具合がもう少ししっくりしたいです。

T.N君のデッッサン
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未消化な炭がいつも残っていましたが、今回はキレイな調子にしっかりとなってきました。背中側の丁寧な仕事もいいです。ドンドンいこう!

講習会生のR.Nさんのデッサン
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少し頭が小さかったりと狂いはありますが、それを上回る内容が目に飛び込んできます。見ていて飽きないデッサンですね。魅力的です。


こちらは芸大コース Aクラスの塑造「手と任意の形態」構成課題での、優秀作品をいくつか紹介します。

高校2年生の、Y.Fくん
大きな手の力強い作品になりました。観察する力がついて、手から腕のねじれを理解し、粘土付けも、リズム感あり、質感表現も出来ました。
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K.Nさん
両手の印象や造り込みの良さと、空間と力の流れが両サイドに広がり、布に包まれた立方体の存在もバランスの変化にいっそう強みを増して良い効果です。高さの違いや、設置面の緊張感もさらに、気をつけるとバッチリですね。
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A.Aさん
駆け出して遠くへ行ってしまう、手がまるで人間の様な動きに感じさせる、ストーリー性のある作品になりましたね。こういったアイデアも大切ですよね。指先などもっと作り込むと良いですね。
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K.Sさん
大きな輪を想像させ、空間を大きく見せる効果があり、手もしっかり出来ているので良かったです。芯棒の強度が心配でしたが、そういう点は、みなさん気をつけて下さいね。^^
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R.Mくん
手の表情や布の流れまで、自然に素直に感じられる良い作品になりましたね。観察力がとてもあって良いですね。解剖学的な手の理解がしっかりしている証ですね。
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S.Tさん
こちらは、クラゲのイメージ(任意の形態)と手の構成作品。空気がまるで、海の中のようです。
浮遊感あるクラゲとやさしくふれる手の表情が、とてもよく出来ていました。スケール感もあり、バランスが良いですね。Good!
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2010年度 二期特待生募集

芸大・美大の進学に安定した合格実績をもつ本学院では、美術に優れた資質と美術を志す情熱をもった受験生を、本学院在籍経験の有無を問わず、下記の要領で広く奨学生を募ります。尚、特待生に認定された方には、各自に該当する入学金の免除および授業料・維持費の70%〜10%相当が減免されます。

■募集人員
油画科、日本画科、彫刻科、デザイン・工芸科ともに若干名
■応募対象者
学外生で、2010年9月から2011年3月までの間、本学院昼間部に就
学できる方/高卒者
■応募受付締切日
8 月14 日(土)16:00 迄  *郵送の場合も同様
■応募受付場所
〒171-0021 東京都豊島区西池袋4-2-15  TEL:0 3 - 3 9 7 1 - 1 6 4 1
すいどーばた美術学院 本館1F 事務受付
■応募方法
申込書の太枠内に必要事項をもれなく記入のうえ、指定する提出作品
といっしょに上記受付場所へ直接持参か郵送でお申し込みください。
※郵送の場合、送り状に必ず「二期特待生応募」と明記してください。
■会場・時間
会場:本学院(会場案内は当日、本館正面玄関前に掲示します。)
時間:10:00 〜 17:00のなかで30分くらいの面接。 申込受付後、面接時間などご連絡します。
■試験日程/内容
8 月16 日(月)/下記持参の上、面接
●石膏デッサン ●静物デッサン ●人体デッサン ●他自由(自由制作作品、塑造作品写真等) 合計5 点以内
詳細はこちらダウンロード→クリック

前期最終課題!

芸大コースAクラスは、手と任意の形態の構成課題、Bクラスは、St.ジョセフ、デッサンコースは、ジョルジョとコレーの組み石膏です。
塑造の構成課題は、空間のバランスを確認し、すっきりした見やすさも大切ですね。粘土の付け過ぎで、芯棒が壊れた人がいたので、気をつけて下さいねー。^^:

デッサンでは、モチーフの動きや構成、印象を確認して冷静な進め方をしましょう!あわててデッサンを進めることはありませんよね。明日は、前期の最終日、楽しみにしています。

ミロのビーナスと構成課題の秀作

デッサンコースはミロのビーナスです。
T.Aくんのデッサン

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形を描く力と意欲がとてもあるのが画面からひしひしと感じられます。描き込みが単調になってしまったのですが、違いを表現できるくらい描けてきました。

T.Oさんのデッサン(現役生)

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大きな構造を捉えられています。周りのペースに影響されず、自分のデッサンに今足りないものが、冷静に読み取れる力を持っています。

Y.Yくんのデッサン

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全体の炭の色が、きれいにのせられていて、いつものパサパサした炭が消化できたので、この調子でどんどん描いていけると良いです。腰の形が少し弱いかな・・。

A.Wさんのデッサン(現役生)

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描き込み能力が、この一枚で物凄く上達しました。動きも早い段階でとらえられたので、全体に手が入りやすくなりました。こういった感じで、どんどん成長できそうですね。


芸大コースBクラスは構成課題でした。初めての人も多数いるなか、全体的には奮闘していました。その中から数点紹介します。

N.Nさんの塑造

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ボトンとした任意の形態と手の対比が良いですね。シンプルな構成ですが、見せ所は沢山あります。

Y.Uくんの塑造

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上に立ち上る構成いいですね。二つの手にも厚みを感じます。ガンガンいきましょう!!

K.Tさんの塑造

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完成度の高い任意の形態としっかりした手の作り込みのコントラストがいいですね!


現役生もがんばってます。

N.Sさんの塑造

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アイデアがいいですね。良い構成になりました。

K.Kさんの塑造

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押すとそり返るカタチ、面白いですね。

R.Iさんの塑造

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素直に観察して出来た手のカタチに好感が持てます。

自画像ゼミ

本日から吉田講師担当で自画像ゼミがはじまりました。友人像は描けるけど、自分の顔は苦手な人っていますよね。そんな学生に向けての授業です。まずはうまく行くためのイメージ作りを色々な観点と方法で導きます。その後、現代作家の画像を紹介し自画像と結びつけながらわかりやすい解説をします。4日間みっちりと取り組み自画像マスターになろう!!

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ミロビとジョセフと構成課題

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今日も猛暑です。でもみんなとっても頑張ってます!^^

デッサンコースは首なしのミロのビーナスです。構造が強い像ですので、色々な角度から観察して下さい。全身像のクロッキーを積極的にしている学生もいました。とても参考になりますね。
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芸大コース AクラスはStジョセフです。まずは構図が大事ですね。量のバランス、動き(とくに首が手前に出てくるところ)の理解をしながらしっかり構図をとって下さい。ここで狂ってしまうと後がとても大変になりますよ。
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 Bクラスは手と任意の形態を自由に構成しなさいという塑造の課題です。まずはアイデアスケッチですね。正面の設定をしながら動きやねじれ、空間のひろがりが感じられるパターンを考えましょう。任意の形態を無機的に設定すると、手の持つ有機的な要素とのコントラストが表せます。密度のある仕事も求められますので、しっかりと時間をかけて下さい。

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チョコチョコっとエスキースを作るとよりイメージがはっきりしますね。大切です。

動物塑造 ニワトリ

こちらは芸大コースAクラスです。鶏の塑造をやりました。
K.Nさんの塑造です。
全体に手の行き届いた良い塑造です。観察による形の探りによって粘土の表情にも幅が生まれ質の差を感じます。また形が繋がりを持つことで生命感も出ました。やや軸足に強引さは見られるものの、この調子で頑張っていきましょう。
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こちらはデッサンコース、男子立像です。
A.Sくんのデッサンです。
モデルさんに対する、喰いついていく姿勢、重ねていく描写が大きな形と噛み合ってきています。明快な調子と臨場感のある描写が良い迫力になっています。立脚の形がもう一つ光とつながると良かったですが、これも形を拾いにいっているからこそなので、良いでしょうね。
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今日の芸大Bクラスの組石膏デッサン

S.A君のデッサンです。
構図で空間を広く取り込んできた事もあり、責任のある仕事が出来ています。繊細さが入ってきました。
奥の画面作りにもっと言い切りが欲しいですね。
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T.N君のデッサンです。
出だしからイメージを強く持って取り組めた1枚ですね。ハーフトーンを使いながら光を上手く感じれています。両横にある空間にもっと突っ込んで仕事が出来たら良かったですね。
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Y.U君のデッサンです。
いい構図を選びながら意欲を持って取り組めています。少しハレーションを起こしていましたが、全体感が復活してきました。ここからもうワンパンチあれば、説得力が増します。
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N.Nさんのデッサンです。
力がありますね。綺麗な色味で画面作りが出来ています。視点もしっかりしていて良いです。もう1色、白の明快さが欲しい所ですが完成度の高いデッサンです。
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