2011年2月アーカイブ

ヘルメスとブルータス

クラス別の課題としては本日が最後となりました。ヘルメスとブルータス模刻です。
昨日の暖かな晴天とは打って変わり今日は冷たい雨でした。両クラスともみんな熱気を内に込めながら淡々とモチーフに向かっていましたね。寡黙な雰囲気よかったです。
描き出し、つくり出しでやや不安定になった学生もいましたが、雨降って地固まる、最後はピリッと仕事が出来たと思います。

K.Hさんのデッサン
ヘルメスらしい光と影です。イメージを持ちながら描き続けるのは集中力がいります。シビアな仕事に共感を覚えました。
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M.Kさん(現役生)のデッサン
四肢の伸びやかさ、頭部の印象がよいですね。求めるならば影の部分に手前奥の空間がほしいです!!
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A.Aさんのデッサン
いっぺんに見える全体感、彫刻科らしい組み立ての意識、まるで模刻のような全体を覆う仕事。A.Aさん確実にあがってきてます!
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Y.Uくんのデッサン
動きをともなったスケール感、いいですね!頭部も空気をまとい始めました。ナチュラルですよ。
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U.Pさんのデッサン
正面という難しい位置ですが、ヘルメスが持つゆったりとした動きと量感を自然に捉えました。色が色としてだけ独立することなく、量感・形態・空間を表現するためのものして見えてきます。
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K.Mさんのデッサン
スケール感を感じるデッサンです。調子の柔らかさがそれを見せてくれていますね。制作過程でのやり取りが多角面から絡みあい、それが一枚の紙の中で結実されてきた証拠です。そのやり取りを作者自身が実感出来たというのは良かったです。
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A.Wさん(現役生)のデッサン
現役生です。やや構図は小さいものの、この位置からから見えるヘルメスの印象を上手に引き出しました。調子には厚みがあり、かつ明快で木炭ならではという魅力的なデッサンですね。この調子で行って下さい。
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こちらはブルータス模刻、最後の塑造課題でした。
最後は、かなりレベルが上がりました。
撮影になった4点は抱えている課題をも超えて、言い切りが爽快でした。
他にも、もう一歩の所で惜しい塑造がありました。
最終的には、全体感と印象を詰めて行くバランスを意識しながら、完成イメージに向かってやり切って行きましょう!!
全力で楽しんできてください!!!

K.Tさんの塑造
ハイレベルな作品です!印象が合っていますね。影の落ち方や粘土の色味まで表現が乗ってきていて素敵です。
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K.Nさんの塑造
影の落ち方がかっこ良いです。造り込みのリズムが安定してきました。作品に反映されていますね。
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T.Aくんの塑造
360度、物を意識しながら全体的に仕事ができてきました。頭部を早い段階から捉えてこれたのが良かったですね。
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R.Mくんの塑造
得意の造り込みが活きる、押さえ方が出来てきました。始めから感じた印象を最後まで大切に出来たのが良かったですね。
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こちらは、メヂチの模刻です。コンクールのリベンジ!気合いが入っています。
安定したレベルで仕上がってきました。

K.Sさんの塑造
完成度が高く、かなり似ています!頭部のはまりや、バランス、動きなど様々な要素を漏れなく意識出来ています。
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A.Sさんの塑造
クオリティーがあります!バランスを常に意識しながら造り込みを責めているので、良い切りが強いですね。
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ヘルメスデッサン、ブルータス模刻

今日は日曜日ですが、試験が近いので通常授業です。晴れた青空のせいもあり、ゆったりリラックスして対象に向かえたのか、印象が自然な絵が多かったように思いました。

A.Sくんのデッサンです。今回も気持ちの良いカラッとした石膏の白を独特の炭で表現しています。形と白さ、ギリギリの両立を目指して戦っていますね。
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K.Tさんのデッサンです。柔らかい発色でヘルメスの柔和な印象をよくつかまえていますね。左右の形の違いや頭部の空間など自然さの中に丁寧な観察が光っています。
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S.Aくんのデッサンです。ヘルメスの形態を貪欲につかみに行っているデッサンです。スケール感と形をガッチリと表現出来て気持ちがよいです。頭部にもう一つ形のつながりが見つかると良いですね。
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T.Nくんのデッサンです。正面位置でギリギリの大きさに挑んでいますね。炭の幅もありメリハリのある表現が魅力的です。頭部の形態感に迫れるとなお良いですね。
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K.Nさんのデッサンです。空間を意識しながら形を追う事への粘りが、厚みを感じさせてくる様になりました。顔の印象も似ていて目立ちますね。
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授業としては最後のブルータス模刻でしてた。みんな完成に向け気迫の実技でしたね。熱気の中に冷静さもあり、シビアさと勢いが絡み合ったよい仕事内容だと思います。
そんな中数点ピックアップしたいと思います。

M.Sさん(現役生)の模刻
量感のやり取りがぶっとく良かったです。頭部の捉え方もしっかりしていました。そのスケール感に説得させられました。勢いアリです!!
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Y.Uくんの模刻
終始、安定感を周りにふりまいていました。描写のリズムも浮いた感じが無く、スマートです。何回も作っているブルータスですが、新たな発見を探求してください。
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K.Mさんの模刻
顔面への作り込みがとてもシャープでした。頭部の仕事を後回ししなかったのが良かったと思います。
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M.Sさんの模刻
もともとベースの仕事はしっかりしていたM.Sさん、今回はそこに豊富な形が展開出来ました。実技に良い色艶がでてきましたね!!
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T.Mくんの模刻
つくり出しから積極的に形を具体的におこそうとしていました。そこのスタートダッシュがよかったです。バランスを取りながらリズムのよい作り込みは好感が持てます。熱気感じます!
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M.Yさんの模刻
柔らかなタッチが持ち味のM.Yさん。鋭いカタチが作る影が入ったことでコントラストの利いた実技になったと思います。響き合いですね。
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A.Aさんの模刻
ベースの仕事とつくり込みの仕事が程よくミックス出来たと思います。見る側にストレスを感じさせない仕事の内容がよかったですね!
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キットカットお兄さん。

今日も彫刻科OBが激励に来てくれました。今日はお兄さん。
昨年在籍して大学に進学したS.Sくんがキットカットの差し入れをしてくれました。S.Sくんありがとう!
タイミングを見て皆さんに配ります!お楽しみに!
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夜間部もがんばってます。

円盤投げトルソを夜間部でデッサン。この時期どんどん伸びて来る現役生。
構造的にも強さが出て来て、全体にレベルが上がって来ています。
そんな中で一枚ご紹介します。
S.Eくん(現役生)のデッサン。
描写優先だったS.Eくんですが、このところ彫刻的な見方が育ってきました。同時にタッチも柔らかくなり空間にも余裕が生まれてきました。この調子でさらにレベルアップしましょう!
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入直 最終コンクール

今日は入試直前の最後のコンクールでした!
そして今年は二年振りに「キットカットおじさん」が応援に来てくれました!前の前の前の教務をやっていた彼は、この時期ちゃんと受験生のためを想い駆けつけてくれるのです!ありがたいですね。
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さらに今日はミカンの差し入れも。こちらは昨年芸大に合格した学生のお母様がやはり受験生のために九州から送ってくれたのです。ありがたいです。
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みなさんの気付かぬところで多くの人に応援されているんです!心強いですね!

さて今日の課題は、石膏デッサンは「奴隷」、塑造は「メジチ」、素描は「自画像」です。全体に盛り上がりを感じる内容でレベルの高い作品が見られて良かったと思います。うまくいかなかった学生もいると思いますが、芸大1次までは後5日あるので1日1日、自分のやるべきことをやっていくといいでしょう。まだまだ伸びると思います。

それでは上位作品を紹介します。

デッサンコンクール「奴隷」
1位 a K.Tさん:奴隷の構成理解がしっかりしていて印象もよく、木炭の調子もきれいなデッサンです。正面からの堂々たる1枚になりましたね。さすが実力者です!
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2位 a A.Sさん:奴隷の雰囲気を大切にした、印象の良いものになりましたね。
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3位 a H.Sさん:現役生です!がんばりましたね。大きな形をすっきり目せられている実力者のデッサンみたいでした。いい感じです。
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4位 B○ N.Nさん:逆光の空間がとてもきれいな自然でいい1枚でした。やわらかな光と奴隷らしさで上位確実なデッサンですね。
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5位 B○ A.Mさん:こちらも光のきれいな作品で目立ちましたね。
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6位 B○ R.Mくん:形と印象が実直に表現できていて好感が持てる1枚ですね。スケール感がほんの少し大きいとさらに良かったですね。
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塑造コンクール「メジチ」
1位 a K.Nさん:大きな動きから細部まで、自然なつながりと印象の良さが抜群でしたね!教員全員が1位で自信になりますね。すばらしい!
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2位 a N.Nさん:全体感や動きもしっかり捉えていて彫刻的にも安心してみれる作品でしたね。
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3位 B○ T.Aくん:メジチの構造がしっかりしてきていますね。全体の印象見れてきましたね。目の細部がもう少し形になっていると良かったです。
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素描コンクール「自画像」
1位 a :力強さと動き、空間、密度のあるしっかりした自画像になりましたね。余白の見え方も空間になっていますね。
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2位 a :3時間という短い時間にスケール感や密度のある素描で迫力がありましたね。顔の描き込みも丁寧で良かったです。
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3位 a :骨格と細部、目鼻口がしっかり正確に描けているので安心してみられる素描でした!構図や体の動きなどが少しだけですが惜しかったですね。でもうまいです。
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4位 a :自分の帽子や服も表現の武器にできているし、存在感がある1枚でしたね。集中力がある実力者ですね。
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5位 a :見せ方がいいし、表情や服の質感も丁寧な観察でした。柔らかな表情も魅力になっていました。
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6位 B○ :正面から雰囲気を大事に素描出来ました。空間の感じる印象深い作品になりましたね。
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夜間特別課題でウサギを制作していた学生が数名いましたが、その中で二点秀作が出ましたのでご紹介します。
A.Mさん:ウサギの持つ柔らかい形と自然な動きを上手につかんでいます。まだ表現に曖昧なところもありますが、そこが生命感につながっているとも言えるのでこの作品では上手くいってると思います。動物は生命感が一番です。
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N.Sくん:正面設定を意識しながら、うさぎの可愛さが魅せれています。丁寧な観察により骨格も探れていますね。モチーフの印象を素直に感じて表現出来ることが1番大事です!
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私立大学入試速報 2011

私立大学入試速報

武蔵野美術大学 造形学部 彫刻学科 26名合格
多摩美術大学  美術学部 彫刻学科 29名合格


合格者数は補欠、センター方式を含みます。合格者数は現時点で確認できているものです。
今後、講習会生などの結果により変更になる可能性があります。

彫刻科タイムズ3月号 をアップしました

彫刻をはじめたばかり! これから彫刻をはじめたい! そんなみなさんに向けて すいどーばた彫刻科タイムズ編集部が毎月おおくりする彫刻科タイムズ!

校内掲示も注目の的、毎月楽しみにしている方も多いと思います。今回は先日行われた彫刻科オープンコンクールの模様を特集。また伝説の塑造ではウサギの塑造2点を特集しています。

homeと日常ブログのページの右上 緑のバナーからご覧に慣れます。(パソコンからご覧になれます)

ブルータスデッサン

本日は全員でブルータスをデッサンしました。合同ですのでクラス混じっての実技です。この時期、この環境ですので、熱気を帯びない学生はいません。きっと本番さながらの緊張感だったと思います。うーんすごいところに立ち会ってしまいました。


今日の預かり作品を紹介します!!

K.Tさん:実力者ですね。安定した描写です。もう少し頭部の描写を足したいですが逆行の空間表現など良かったですね。スケール感も大切にしましょう。
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A.Sくん:印象がよく、リアリティーある形の描写がとても目立っていました。木炭の透明感が心地いいデッサンですね。Good!
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R.Mくん:渋い感じのデッサン!逆光の形の表現がよく観察して柔らかい空間の中において来れています。
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Y.Yくん:感覚的な柔らかさがはいり画面の広がりが出ました。空間と質への探求のかみ合いが高次元になってきました。
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A.Sさん:頭部の輪郭が丸っぽかったのが惜しいけど、形の量感表現と力強さがあって迫力ある1枚になりましたね。
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T.Nくん:体の強さ、コスチュームの下にある形態感の強さがガツンと出ています。視点に経験を感じます。
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C.Oさん:現役生です。全光からの位置という光の表現がうまくいきましたね!密度も上がってきて実力アップして来ました。描き込みの魅力を実感出来たかな。
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R.Iくん:こちらは入直の現役生です。まだ黒に強引さを感じますが、初々しい言い切りの強さを感じます。よりデリケートな観察を入れていけると良いですね。
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こちらは時間外、S.Hくんのデッサンです。形がピタッとはまってきました。伸び、ちぢみ、形態の質感を感じます。
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ウサギの素描、S.Sさんの素描です。平面、前足の関係はやや曖昧ですが、動物に対するやさしい視点、柔らかい質感への反応がよいですね。
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女性首像と組デッサン

こちらのクラスは女性首像です。
自刻像や友人像と違い、先入観がない分モデルさんの佇まいや骨格、左右の癖などから特徴を拾い出し形態の面白さを観察して再構成できると、良い作品になってきます。
今日はそういった観点で、モデルさんの特徴を拾い出した作品が数点出ましたのでご紹介します。

H.Gさんの首像
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首像制作になるといつもクオリティーが上がるH.Gさん。今回も柔らかいタッチでモデルさんらしさをつかんできました。力みのない表現で好感が持てます。

K.Nさんの首像
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こちらもモデルさんの特徴をうまく生かした塑造ですね。骨格をしっかり押さえつつ表情の柔らかさを乗せられているので全体のしなやかさに繋がっています。目の表現も強く入れつつ嫌みにならないように収めていますね。

A.Nさん(現役生)の首像
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現役生もグイグイ来ましたね。ベースもしっかりしていて安定感があります。切り口と髪の毛の表現に工夫が欲しいところですが、自然な佇まいや存在感は説明が出来ない臨場感があります。

本日こちらのクラスは組モチーフでした。全体的には終了間際まで、手に汗握る追い込みが繰り広げられていました。講評時にはエネルギッシュな実技が何枚も見られ迫力を感じました。これは大量にあずかりが出るのか?と思いましたが、よくよく見ていくと個々にまだ気を付けなくてはいけない部分が残っていたように感じました。6時間という限られた時間の中で、どうフィニッシュを向かえるか更に貪欲に求めていって下さい。

T.Bくん(現役生)のデッサン
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現役生です。背景を付けることと馬頭に焦点を当てることで他にはない空間表現と画面作りが出来ました。木炭の調子もしっとりとしていて画面の中で調子が互いに響きあっています。手前のミロのヴィーナスと奥側のフォーンがやや見えにくいのが惜しいですが、短所をリカバー出来るだけの良さがあります。

M.Yさんのデッサン
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描き出しから良いリズムで全体を捉えていけました。途中でミロのヴィーナスとフォーンがくすんでしまいましたが、そこから何とか持ち返しましたね。馬頭から作り出される木炭の調子にも幅が出てきましたが、さらにクリアなデッサンを目指して下さい。

M.Mさんのデッサン
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言い切りがいいですね。ミロのヴィーナスの側面に向かう形がもう少し欲しいですが、画面全体の完成度は高いものとなっています。手前の台座から馬頭、フォーンへの流れも綺麗に出せていますね。6時間での仕事量と考えると上出来だとおもいます。

講評後、粘りの仕事をしたK.Mさんのデッサンです。
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馬頭は当初からパチンと描けていましたが、フォーンやミロのヴィーナスが八合目といったところでした。その後、加筆すべきところをしっかり見極め、的確な仕事で仕上げられたと思います。特にフォーンは抵抗感がかなり出てきましたね。おしいところはヴィーナスの顔の印象ですが、手前の2体はかなりのレベルに達したことは言うまでもありません!!

組石膏とモデル首像

今日の組石膏は、フォーンと馬頭、ミロののヴィーナスでした。
まずは構図をしっかり選びたいですね。そして描く前に自分のデッサンの仕上がりイメージを想像してみて下さい!自分の座った位置から感じた臨場感を、表現出来ると良いですね。

A.S君のデッサン
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逆光側で、上手く光を利用した迫力のあるデッサンですね。

N.Nさんのデッサン
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逆光側に積極的に挑んでいますね。形を描きつつ空気が感じれています。

R.M君のデッサン
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光が綺麗です。視点が明快で厚みも出てきましたね。

M.Hさん(現役生)のデッサン
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まだまだ行けそうですが、モノとモノの関係性が明快で良いですね。

R.T君のデッサン
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出だしからスッキリ空間が見えていました。この言い切りが良いですね。

S.A君のデッサン
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フォーンとミロのヴィーナス、馬頭の間に流れる空気感が面白いですね。

H.Gさんのデッサン
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単調になりがちな構図のチョイスですが、実直にモチーフの関係性を追えています。


今日こちらのクラスはモデル首像でした。試験までの通常カリキュラムでは首像や動物などの生もの系は最後になりますね。首像の場合は骨格的な繋がりを捉えつつ、モデルさんの持つ佇まいや特徴をしっかり見ていきましょう。

Y.Uくんの塑造
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塑造には、やはり安定感のあるY.Uくんですね。体から首、頭部へかけての流れが奇麗に出せています。

A.Mさんの塑造
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こちらも頭部と首の繋がりが奇麗に出ていますね。粘土の色味にも幅があって、作者のやりとりの視点の広さを感じます。

M.Kさん(現役生)の塑造
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最初の作り出しに不安定さがあるものの、最終的にはガッツリとした強さのある塑造になりました。後頭部をもっと見ましょうね。

M.Aくんの塑造
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全体に手が行き届き、勢いを感じる首像になりました。これまでになく一つの作品として言い切れましたね。

OPENコンクール「塑造」手

今日はオープンコンクールの2日目。塑造です。課題は「手を自由に彫刻しなさい。」でした。新たに今日から参加してくださった学生もいて、全体のレベルも高くなってきて盛り上がりました。採点する方も真剣に悩み、すべての先生がみんな違う作品にトップを。学生みんなががんばった証拠ですね。
それでは今日の上位作品を紹介します。

S.Tさん:1位おめでとう!構成、手のバランス、粘土の扱いと3拍子そろって、素晴らしいですね。手の動きと構成から空間の緊張感もあり、何かを包み込む温かい形を感じます。質感と空間のバランスが良かったですね。
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K.Tさん:2位!柔らかな手の組み合わせが本当に自然で目を引きました。手のねじれや動きを確実に理解できているいい作品ですね。
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Y.Uくん:3位!上へ向かう形の流れが正面から見てとても美しく感じました。ねじれもあり、立体的でありながら、手の繊細な表情が物語性さえ表現できた彫刻になりました。
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K.Nさん:4位!手以外のモチーフを創造し工夫して使い、さらに手のリアリティーもしっかり表現できて来ましたね。全体の持つ量感も魅力に見えました。
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N.Nさん:5位!少し小さめでしたが、手の観察力が見事に感じられる自然でやわらかな表現です。バランス力がしっかりついてきた学生ですね。この調子!
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S.Aくん:6位!インパクトがあり、他にはそうそうない構成で目を引きました!見る側にいろいろ想像させる素晴らしい作品になりました。手を自由に彫刻しなさい。という課題文をじっくり考えている作品になりましたね。
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芸大まで残すところ二週間弱となりました。
まだまだこれからです。今日上手くいった人も悔しい思いをした人も、さらにいいものを目指し集中力を増してください。
明日はしっかり休み、直前に備えましょう。

OPENコンクール「デッサン」円盤投げ

本日はOPENコンクールでした!学外からの参加もあり熱気に満ちた6hでしたね。デッサンの課題は円盤投げです。彫刻を勉強した学生にとって攻略したい石膏像の代表格です。試験間際のこの時期、どんなデッサンが躍り出たでしょうか?上位を紹介します。

1位のK.Tさんのデッサン
円盤投げの要素をしっかりとらえた秀作が出ました。空間、構造、動き、形とそれぞれバランスよく表現されています。ランクも文句なしのaがつきました。
さらにA目指して精度を上げてください。
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2位のN.Nさんのデッサン
上体の印象、特に頭部の印象が良いですね!!消化された炭がしっかりと形、空間を表現しています。惜しいのは下半身、円盤の躍動感に一歩及ばなかったように思われました。課題はまだあります。しっかり挑んで行きましょう!!
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明日はOPENコンクール『塑造コンクール』です。

参加者は8:20までに受付にて参加費を納めてください。
   (学院生、入直生は無料ですので、制作の準備をしてください)
受付次第 粘土など制作準備をはじめてください。
※心棒制作時に道具が込み合うことが予想されます。ドライバーやノコギリ、ペンチなど手元にある学生は持参してもOK。また、早めに来て粘土を練ってもOK。
9:00〜15:30 塑造 ※12:00〜13:00の間も制作してOKです。
16:00〜17:00 採点
17:00〜19:30 講評会

塑造用具一式 (粘土、塑造板、L字アングルは貸し出しいたします)

参加費 2000円(当日支払い)

明日はいよいよオープンコンクール「デッサン」です。

参加者は8:30までに受付にて参加費を納めてください。
   (学院生、入直生は無料ですので、制作の準備をしてください)
9:00〜16:00 デッサン 
 ※12:00〜13:00は昼休みです(昼休み中は制作出来ません)
16:00〜17:00 採点
17:00〜19:30 講評会

持ち物は以下です。
木炭デッサン用具一式 カルトン 下敷き用紙 (デッサンパンは購入出来ます)

参加費 2000円(当日支払い)木炭紙支給いたします。

それぞれ力を出し切って良いコンクールにしましょう。

夜間部 ベルベデーレ

夜間部の課題はベルベデーレのデッサンでした。あずかり作品が出ましたので、紹介します。

A.Wさん(現役生):描写が盛り上がりながら構造や量感もしっかり表現できて良いデッサンになりました。木炭の調子の幅も前よりリアルになってきてモチーフの印象に近づいています。この調子で明日からのオープンコンクールや、入試本番も頑張ろう!
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石膏像いろいろと構成

今日こちらのクラスは昨日のクラスと入れ替えで石膏各種を描きました。昨日のクラスのコメントにもあったように彫刻科ではあまりお目見えしないマイナーモチーフですが、マイナーだからといって侮る無かれです。彫刻的な要素は普段のモチーフに比べれば低いですが、その分、バランスをしっかり捉えていくことや印象を合わせていくこと、画面の完成度がより求められたりもします。また、気を付ける要素が少ないだけに、何かきっかけを掴むにはいい課題だと思います。

M.Yさんのデッサン
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このところデッサンに対するアプローチに勢いがあります。画面全体を使った臨場感・空間表現とその中で立ち現れてくる個々の形に対しての食い付きが勢いと柔らかさを持って繋がってきています。額から前頭部の明快さと奥側の胸の回り込みがもう少し欲しいところです。

T.Aくんのデッサン
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前回のパジャントのデッサンから比べるとグラデーションに幅があり、かつ明快さもあります。強引な描き込みはなく、座った位置から見えてくるモチーフの全体像を大事にしながらも画面に対しての言い切りが出せています。ハーフトーンにも幅がありますね。後頭部側のヘルメットの形態感と全体に回り込みの仕事がもう一歩。

K.Mさんのデッサン
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逆光の中でできる木炭の調子に柔らかさがあり、その場にあった空間が綺麗に表現されています。課題としていた描写にも硬さが無くなってきていますね。欲を言えば、ワントーン、木炭の調子に幅が出ると画面に対して迫力と広がりが更に出ると思います。

M.Mさんのデッサン
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画面に冴えと迫力があり、絵が大きく見えますね。ジョセフに続き良い一枚が描けました。このところの実技には安定感と勢いを感じます。特に言うことはないのでこのままいって下さい!!

R.Mさんのデッサン
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描き出しから良い捉え方をしていました。途中、仕事が顔面に集中してしまい頭部とのズレなどが見えましたが、そこから再度、全体に目を配らせることで狂いがなくなりました。まだ途中感はありますが、こちらも良い一枚ですね。

K.Oくんのデッサン
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メリハリのある調子が魅力的です。逆光ならではという感じですね。表情を描き込もうとすると形を無視したところで線的に処理しがちですが、今回はそういったところもなく、調子に色味と厚みがあっていいですね。

こちらは石膏各種ではなく、奴隷です。
H.Sさんのデッサン
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こちらは現役生のデッサンです。メリハリと抵抗感のあるデッサンですね。前回のジョセフのデッサンでも画面に明快さがあり全体像をカチッと捉えていましたが、今回はその精度がより高いものとなり、奴隷から生み出される質に近づけました。重心が乗る側の脇腹・腰回り・肩と額・前髪はもっと迫りたいですね。


今日の塑造は、様々なモチーフから1つ以上選択して自刻像と構成する課題でした。
自刻像とモチーフとの関係性や扱い方のバリエーションや粘土の表情の付け方に変化を求めたいところです。

S.Hくんの作品。積み重ねたレンガの上の手と自刻像の関係が見せ場になる構成です。見る位置によっては心棒が気になってしまいますが、面白い表現になったと思います。こういった課題ではどんどんチャレンジして欲しいので積極的なところを買いました。
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K.Nさんの作品。布や自刻像への作り込みが偏ることなく手が入っています。布のいい切りが目を引きます。布で隠れている首へのアプローチもしっかりと!
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N.Nさんの作品。空間を広く使い、動きと流れを上手く表情にからませて表現していると思います。この調子で行きましょう。
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K.Tさんの作品。首の動きを強調するようにロープを使って螺旋の流れを造り、空間を創り出しています。完成度が高く時間の中でしっかりと仕事ができていますね。全体の距離感にもう少し変化が出せれば、空間に余裕ができたと思います。
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R.Kくんの作品。自刻像の扱いをマスクに収め、全体の構成を優先して空間構成しました。バランスが良いですね。もう少し表情に突っ込んで言葉を発したいところです。
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H.Gさんの作品。自刻像の動きとロープの動きを、上手く意味合いを持たせながら絡めてきています。目線が顔から奥のロープのへと自然と誘導され、綺麗な空間が感じられます。ロープの造り込みがもう一歩!
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R.Iくん(現役生)の作品。布で、微妙に芯棒を隠しながら空間を見せれています。目線の先と布の先に何かを感じさせるションプルで意味のある構成ができました。表情にも力があります。
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与えられたモチーフと自刻像

リンゴ、ロープ、レンガ、布などなど色々なモチーフを一つ以上選び自刻像と構成する課題をしました。ドキッとする構成を考えつつ骨格を意識した仕事をキチンと見せていきたいです。

U.Pさんの塑造
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かっちりとした構成がいいですね。点んで接しているところなど緊張感を感じます。

M.Yさんの塑造
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眩しい表情と目の前を通過する針金の関係によい絡み具合を感じます。

K.Mさんの塑造
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布を使い情景をうまく表現できたと思います。作品性が強く良いですね!

A.Mさんの塑造
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振り向き様でリンゴを保持するあたりに気品を感じます。伸びやかなタッチに生き生きとしたやり取りを感じます。のってきました!!


M.Aくんの塑造
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リズミカルに上へ向かう構成、目を引きます。目の表現が少し安易に感じるのは厳しすぎるでしょうか?もっといけるぞ!!


M.Sさんの塑造
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布を上手く使い、装飾的な要素がこの塑造に華やかさをもたらせたと思います。自分からの積極的姿勢が見るものに興味と好感を覚えさせます。良い仕事になりました。

今回は全体的に欲張った仕事が目につきました。自分の実技に注文をつけるくらいがこの時期ちょうどいいのではないでしょうか!!盛り上がって参りましょう!!

こちらのクラスは、少し気分を変えて、彫刻科ではややマイナーな石膏像各種を描きました。ねじれや量感は弱めの像たちですが、画面の完成度、空間の状況などに迫るには良いモチーフです。アリアスなど、なにげに量感や動きがA級の像もありますし、バラエティーに富んだ楽しめる課題でしたね。

彫刻的アプローチを高めたい学生は奴隷やブルータスを運び込んで描いていました。

A.Sくんのデッサン。
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木炭の幅と光線状態をギリギリで噛み合わせて描いているので、鮮やかに強さを持って石膏の白さを表現出来ています。

S.Aくんのデッサン。
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熱気を持って胸の形態感に挑んでいます。印象や細部の描写など、しっかりと積み上げた総合的なデッサンになっています。


N.Nさんのデッサン。
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大きな光線や状況、印象などを熱気を持ちながらも丁寧に描写しています。立体ひとつひとつの張りに反応できたので形の強さを感じます。

こちらは時間外、セントジョセフの模刻です。S.Hくんの作品。
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粘土の表現力の幅を広げたいとセントジョセフに挑んだS.Hくん。動きや印象など、しっかりと捉えられたと思います。これだけ大きな量をブレずに掴んでいるのが良いです。

自画像

毎回魅力的な自画像を連発してくれるA.Sさんです。
今回は木炭で自画像を描いたことが無かったということと多摩美入試前日もありカリキュラム外の取り組みをしました。

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頭部の描写のみならず、再構成の要素を感じさせる体のポージング、髪の毛や衣服の質の違いなど内容の豊富な一枚になりました。チャレンジ精神感じます!!

Stジョセフのデッサンと鶏の塑造

本日はStジョセフでした。圧倒的なスケール感にどう対応するか?インパクトのままで捉えると顔面が巨大になりがちです。動きに伴う両肩の関係、体からの頭部の出かた、首周りの空間、光の移り変わりに気を配りながら密度を上げられたでしょうか?


M.Mさんのデッサン
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ジョセフのスケール感を引っ張り出せました。個々の形の質に対しては、まだまだ迫れると思う ので貪欲に行ってください。この調子で!


M.Yさんのデッサン
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集中力を感じますね。自己の課題と向き合い、何かを掴まえていこうとする意志がデッサンから ひしひしと伝わってきます。良いデッサンですね。


コチラのクラスは鶏の塑造です。骨格、構造、動きをよく理解し、再構成できるのが動物塑造の面白いところです。積極的にアプローチしたいですね。


R.Mくんの鶏。
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強い表情とボリュームが魅力ですね。このところ集中力が増してきて、作品に冴えがあります。このリアリティーに加えてゆったりとした自然な表情も探って欲しいですね。


K.Tさんの鶏。
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バランスがよく安定していますね。頭部の骨格から尻尾にまで神経が行き届いています。胸の張りと表情にもう一工夫欲しいところですが、5.5時間の中でよく造っていると思います。


H.Gさんの鶏。
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形態に厚みがあり存在感が良いですね。頭部の形態が弱く少し表面的になってしまったのは残念ですが、制作が終始安定していたので実力がついてきた感じがします。

N.Sくんの鶏。
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攻めの姿勢が、最近の実技につながって来ていますね。意識の元にしっかり動きを再構成出来ています。表現も格好良さが出てきました。骨格的に締める所は締めていきましょう。

セントジョセフのデッサン

K.Tさんのデッサンです。

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カリキュラムのセントジョセフを、時間延長で仕上げた一枚です。時間内で印象、バランスはしっかりとつかまえていた K.Tさん。そこから時間延長で、頭部と体の空間の差や顔面の更なる追い込みをプラスしたデッサンです。かなり高レベルの一枚になったと思います。熱気と客観性、どちらも大事ですね。

ラオコーンのデッサン 鶏の塑像

こちらは自主課題のラオコーン。夜な夜な二人で競い合い高め合った二枚です。

S.Aくんのデッサン。勢いだけではなく、技術的にも洗練されてきました。形の張りや頭部の空間など、丁寧に描き重ねていっていますね。
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R.Mくんのデッサンです。いろいろなデッサンの幅を見せてくれるR.Mくん。逆光側では形の厚みを、全光側では空間の広がりを感じる豊かなデッサンになっています。
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この時期特有の熱気を感じるデッサンが出てくると、みていてワクワクします。どんどん良い作品を制作して行って下さい。


こちらのクラスはニワトリの塑像をしました。全体的には積極的でいきいきとした仕事内容でした。良い雰囲気です。

K.Oくんの塑像
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インパクトのある細かな表情が魅力的ですね。ニワトリのバランスを損なわずに進められたのがよかったと思います。


T.Hさんの塑像
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迫力のある塑像ですね。形態の繋がりに弱さはあるものの粘土でこそ表現できる見せ方を感じます。頭部と脚の形の繋がりと作り込みがもう少しでるといいですね。

R.Mさんの塑像
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動きに対してのアプローチが面白いですね。塑造板に対しての広がりがでました。こういう見方ができるというのは勉強になりますね。

K.Mさんの塑像
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粘土の表現に軟らかさが出せるようになりました。鶏の立ち姿も綺麗に出せています。自信が持てたのではないでしょうか。

今回のギャラリーページは 2011年 デッサン素描特集 です。

入試直前に制作された作品を中心に、組みモチーフ、石膏像単体、素描、自画像など、様々な作品を選んでみました。様々な視点からモチーフに迫った熱気を感じる作品群です。2011年 入試直前 塑造特集も同時に見る事が出来るので、あわせて参考にしてみてください。

サイト上部のメニューバー Gallery からご覧になれます。(PCのみ)

友人像とミロのヴィーナス

今日こちらのクラスはミロのヴィーナスのデッサンでした。
トルソですが、せっかく全身像も地下に置いてあるので全体の動きの流れをしっかり見ましょう。
立脚と遊脚の関係・足先から頭頂部へかけての背骨の流れ・上体の傾きが綺麗な関係性を持っています。

さて今回のデッサンはその動き、それによってできる空間をもう少しで掴めそうなデッサンが多かったように思います。トルソになるので、まずは腰回り・立脚・遊脚と頭部が画面の中でどのような位置、ピントの合方になるかをしっかり捉えましょう。

R.Mさんのデッサン
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光の状況が上手く捉えられ、木炭の調子には柔らかさがありますね。無理に描き込みはせずに、全体感を気にしながら作者の視点と状況設定が見えてくるデッサンですね。

ここからは友人像。体、首、頭部の形をしっかり捉えながら、表情に一段迫っていきたいですね。

R.Mくんの友人像です。
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形を選ぶ仕事が入ってきて、形のシャープさ、密着感が増した気がします。メリハリが出ましたね。

N.Nさんの友人像です。
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動きや傾きのつながり感が、ゆったりと安定しています。再構成しながら量を置いてきていますね。

K.Sさんの友人像です。
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首から頭部の空間をフワッとやわらかくつかまえてきました。大きく空気を動かしていく仕事が気持ちがよいですね。

K.Tさんの友人像です。
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粘土付けや表情へのアプローチを楽しみながら作れています。迫っていくリアリティーが良いですね。粘土が喜んでいる感じがしますね。

N.Sくんの友人像です。
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最近実技に熱気を盛り込めているN.Sくん。顔面の生き生きとした仕事が作品全体に広がってきました。強い生命感を感じる作品です。

Y.Uくんの塑像
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全体をそつなく捉えてきてますね。派手さはありませんが、安定はしています。でも、もっとグイグイ攻めていっても良いと思います。

T.Aくんの塑像
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攻め気がいいですね。形がバラけるぎりぎりのラインで踏ん張れるようになってきました。
次回はぐるりと形が一周つながるように頑張りましょう!!

彫刻科 オープンコンクール 参加者募集中!

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dobachou.netをごらんの受験生のみなさんにお知らせです。
「彫刻科 オープンコンクール」を開催します。

ーーーーー塑造コンクールは締切り間近ですーーーーー

来る2月18日、19日に行われる、彫刻科デッサン(限定30名)・塑造コンクール(限定10名)をすいどーばた彫刻科以外の皆さんに解放し、校外からの参加者を募集します。
(定員になり次第締め切ります。その旨はこのサイトでお知らせします)

彫刻科デッサン・塑造コンクールは、東京芸術大学一次、二次試験を想定した実技時間、出題モチーフで行われます。
18日はすいどーばた美術学院彫刻科在学生と一緒に6時間のデッサン描き、その後、彫刻科教員による採点、全体講評、個人別講評を一日で受ける事が出来ます。
19日も同様に6時間の塑造、その後、彫刻科教員による採点、全体講評、個人別講評を一日で受ける事が出来ます。

どちらか一日のみの受講も可能です。対象は今年度東京芸大彫刻科を受験する方に限らせていただきます。
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『デッサンコンクール』
日程 2月18日(金)
8:30までに受付に来てください。
9:00〜16:00 デッサン ※12:00〜13:00は昼休みです
16:00〜17:00 採点
17:00〜19:30 講評会

木炭デッサン用具一式 カルトン 下敷き用紙 (デッサンパンは購入出来ます)

参加費 2000円(当日支払い)木炭紙支給いたします。

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『塑造コンクール』
日程 2月19日(土)
8:20までに受付に来てください。
受付次第 粘土など制作準備
9:00〜15:30 塑造 ※12:00〜13:00の間も制作して構いません。
16:00〜17:00 採点
17:00〜19:30 講評会

塑造用具一式 (粘土、塑造板、L字アングルは貸し出しいたします)

参加費 2000円(当日支払い)

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参加希望者は、以下の専用メールアドレスに 件名に氏名を記入し、本文に 住所 氏名 年齢 性別 電話番号 在学・出身高校 現在通学中の研究所名 を記入の上送信してください。

デッサン  open-d@dobachou.net
塑造    open-s@dobachou.net

デッサン、塑造どちらも参加される方は、お手数ですがそれぞれで申し込みをしてください。

メールをお送りいただくと、自動的にメールを返信いたします。この自動返信メールが届かないかたは受付まで直接ご連絡ください。
03-3971-1641

受付次第、受験番号を返信致します。(返信に2〜3日かかる場合があります)
当日は受付まで受験番号と氏名をお伝えください。

※尚、参加するにあたり上位作品をwebサイトに使用をすることに同意ください。


すいどーばた美術学院彫刻科では個人情報に関して以下のガイドラインを設けております。
個人情報の取り扱いについて

ミロのヴィーナスと友人像

ミロのヴィーナス。
全体的には、プロポーションや大きな構造が捉えられているものが少なかったです。
その中で印象も攻めて行けてる1枚を紹介します。

A.Sさん
伸び側の体の厚みが表現できたらもっと良くなりますね。全体感があり、視点を感じます。
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雪の舞う中、今日は友人像を造りました。組み立ての仕事をしっかりとしつつ、その人らしさをつかまえて形に起こしたいですね。

Y.Pさんの塑像
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きちんとした組み立てに生命感が生まれてきました。次は粘土付けの工夫にトライしたいですね!調子があがってきました!!

現役生 M.Kさんの塑像
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力強さを感じます。造った本人のドキドキ感が伝わってきました。若々しく良い仕事です!!

こちらも現役生 A.Wさんの塑像
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シンプルな構造に沢山の観察のあとが見られます。内容の良さを感じる作品になりました。頭部が少しブワブワしているのが惜しいです。

そしてこちらはジョルジョです。
K.Sさんの模刻
6時間での模刻です。肩から首の出方など良く捉えられています。印象も全体感と作り込みのバランスも良いですね。
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東京造形大学 入試結果速報2011

私立大学入試速報
東京造形大学 美術学科 彫刻専攻領域 10名合格
不合格者はいませんでした。
合格者数は補欠を含みます。合格者数は現時点で確認できているものです。
今後、講習会生などの結果により変更になる可能性があります。

ジョルジョの模刻とパジャント 其の二

こちらのクラスはジョルジョの模刻でした。武蔵美受験者で人数は少なかったものの、アトリエには覇気が満ちているように感じました。日々限界に挑戦しつづけて昨日の自分を超えて行って下さい。

K.Tさんの塑造です。
大きな流れをしっかりと確認し、ゆったりとつなげてきた先で、印象や表情も生き生きとつかみに行っています。向かって右の目がまだしっくりと来てはいないですが、限界に挑みに行く姿勢を感じますね。
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A.Sくんの塑造です。
普段よりも一段高いレベルを目指すべく、作り込みにいったA.Sくん。作り込んだ形がまだ完全にはまり切ってはいないので、印象が完璧という訳ではありませんが、形態感がシャープになり見応えがある塑造になりました。
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今日こちらのクラスはパジャントでした。

A.Wさんのデッサン
現役生のデッサンです。構図はやや不安定ですが、パジャントの全体感を掴みにいこうとしてますね。粗さはありますが勢いがあります。
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T.Aくんのデッサン
調子の繋がりに強引さはあるものの、個人の課題と向き合いながらのやりとりで全体感が捉えられてきました。印象がもう少し。
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S.Tさんのデッサン
逆光の中でできる光を上手く捉えました。浮いた調子もなく、デッサンのピントの合い方が格段に上がってきましたね。
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K.Tさんのデッサンです。
光の流れをゆったりと捉えながら、空間的な仕事もしっかりと入れ込んできています。向かって右の髪の毛から首もとの空間などちいさな空間の仕事ももう一つ魅力に出来ると良いですね。
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追加の一枚。
N.Nさんのデッサン。
ピリッとしたメリハリのある描写がパジャントの表情を良くとらえています。
正面から丁寧に奥行きを観察し空気感の漂うデッサンとなりました。とても良いですね。
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ジョルジョの模刻とパジャント

朝起きたら雪が降っていてびっくりしましたね!どうりで寒いわけです。
そんな天候に負けじとこちらのクラスはジョルジョorアバタの模刻をしました。

K.Mさんの模刻
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階段を登るように360度しっかりとした仕事を感じます。そのため破綻の少ない実技になったと思います。これからのリクエストとしてはカタチをあわせる仕事からカタチの質をあわせる仕事を入れたいですね。

Y.Uくんの模刻
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安定した印象をまず受けます。髪の毛と目の造り込みにやや額がついてこられなかった所が惜しいのですが、構造をしっかりみせるところにチカラを感じます。

K.Yくんの模刻
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たっぷりとした量に柔らかく粘土を付けながら仕事を進められました。表面を単純に追うのではなく、動きを理解しながら制作できたのが良い印象に繋がったと思います。いい仕事ですね。


今日は、パジャントでした。
動きの少ない像ですが、位置によっては印象が出し辛いモチーフです。
最低限の構図やプロポーションは確実に固めていきたいですね。
その中で印象の良かったデッサンを紹介します。

A.Sくんのデッサン
全体感、空気感があります。石膏の白さと質感が感じられる1枚です。
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Y.Yくんのデッサン
以前から持っている形への執着心、描写力に大きな空間性が入ってきましたね。画面下の切り口が惜しい!
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良い塑像が出ました!空いた時間を使って自主的に取り組んだ課題です。
一つは自刻像で、もう一つは互いに作り合った友人像です。

友人像
K.Mさんの塑像
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全体に手が行き届いており、粘土にも力強さがありますね。これまで課題だった硬さもなくなり、作品としての迫力が出ました。
 
N.Sくんの塑像
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これまでになく安定した塑像になりました。骨格的にもしっかり見ることが出来てますね。目の表現がもう一歩ですが、佇まいや空間がよく表現できました。

K.Tさんの塑像
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秀作ですね。後頭部の捉え方はやや観念的ですが、それ以外はよくできています。

ムサ美対策

ムサ美対策2日目。今日は昨日に引き続きムービングでした。みんな熱気を持って打ち込んでいて、それぞれに良いデッサンが描けていましたね。明日は焦らず、頑張って下さい!!
忘れ物、遅刻などないように明日に備えて下さいね。

フォーンとロープ 奴隷とグデアの模刻

こちらのクラス本日はフォーンとロープでした。
石膏像にロープなど別要素が絡んでくると、ついついプロポーションが甘くなりがちですが、そこをしっかり直しながら進められると一歩抜きに出たデッサンになります。さあ今回はどうだったんでしょうか?

K.Hさんのデッサン
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フォーンらしいカタチの張りにパッと目を引きますね。炭が気持ちよく消化されてきてボリューム感や重量感を感じます。ロープもうまく絡み空気を感じさせるのに一役買いました!!なかなかいいですよー!!

T.Aくんのデッサン
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いけいけgogo!?のT.Aくんにとっては相性の良いモチーフでしたね。プロポーションを合わせにいきながらの描写がよかったのではないでしょうか?ナイスです!!

今回は奴隷の模刻は一長一短の作品が多く、もう一歩突き抜けて欲しい希望を込め預かりの作品はありません。ですが、グデアの模刻を1点。

N.Nさんの塑像
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形への追求心、表現への探求心、ともに良いレベルの仕事が出来ています。強いですね。

武美対策、奴隷模刻、フォーンとロープ

武蔵野美術大学の入試対策(デッサン編)
武美対策1日目、受験する学生たち、頑張っていました。ムービングは初めてという学生が半分くらいいましたが、みんないい感じになってきましたね。
ムービングは画面構成から、人体のプロポーションを捉えていくまで、幅広いアプローチが出来、自由度の高い課題ですが、それ故に基礎力がしっかり問われる課題でもあります。また、自由度が高い故に、モデルさんから受けたイメージを言い切っていくことも大切になります。
では今日の預かり作品紹介します。

M.Sさん(現役生/入直/通信教育)画面の動きがあり、力強さも感じるデッサンになりましたね。これからさらに人体のリアルなラインを追求していきましょう!
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H.Oくん(現役生/入直/夜間部)参考作品をみて頑張りました!完成度が上がってきてカタチにする意識があり、いいデッサンになりました。この調子!
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K.Oさん(現役生/入直/通信教育)構図も面白く工夫出来ました。深みのある表現や柔らかな動きが良かったですね。床面が平面になるように注意して下さいね。
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G.Hさん:大きな構図で動きを出すには難しかったですが、かえって新鮮な構図で迫力がありよかったですね。メリハリが出ていいキッカケになったようで良かったですね。
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R.Tくん(入直生)少し構図が小さかったけれど、やりたいことが出来たのでは、,(^^)いいデッサンになりました。くすみか消えて線の扱いや色味が良くなりました。
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今日のデッサンは、フォーンとロープでした。
1日描きだったにも関わらず、勢いのあるデッサンが出ました。
短時間かつ仕事量の多い課題でしたが、気合いが感じられて良かったです。

今回は預かりのデッサンが5枚。写真撮影のみのデッサンが2枚あります。
まずは預かりの5枚から。

S.H君のデッサン
綺麗に光を追えていますね。ロープと石膏とのテンションも合っています。
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A.Sさんのデッサン
形を意識しながら、力強さもあるデッサンが見えて来ましたね。
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N.S君のデッサン
台座を入れてきていますが、スケール感と視点を感じます。ロープも積極的に追えています。
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N.Nさんのデッサン
出だしから、安定感がありました。完成イメージを持ちつつ、攻めていった1枚です。
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K.Tさんのデッサン
全体感があります。光がピリッとしてきて、中身の仕事も詰まってきましたね。
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こちらは撮影のみのデッサンです。
もう一歩の部分もありますが、格好良さも持ち合わせている2枚です。

S.A君のデッサン
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T.N君のデッサン
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今日から6hになりました。奴隷のような大型のモチーフは時間的に大変です!改めて造る順序をしっかりと確認しましょう!!

そんな中でY.Uくんの模刻

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しっかりとしたベースに造り込んだ細部がおさまりました。はかって合わせる仕事の他に、動きを感じながらカタチを合わせる仕事が見られます。少ない時間の中で高いレベルのやり取りが行われたと思います。

M.Yさんの模刻

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途中カタチの狂いがあるのは当然です。それをどう直していけるか?今回あっているところは積極的にしっかりと造り、違うところは躊躇なく直しながらが制作できたのがよかったと思います。印象もよく内容を感じる仕事です。

奴隷模刻

時間外の制作で奴隷の模刻の秀作がでました。
これまでのレベルをまた一つ越えた造りになったと思います。
S.Tさんの奴隷
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今度は限られた時間の中で密度を上げていきましょう。

二月初めのコンクール!

今日は、3種類のコンクールでした。
デッサンはジョルジョ(9時間)、塑造はマスク、布、任意の6面体を使った構成(9時間)、素描は少し変わった空間系モチーフ(3時間)でした。

ジョルジョは、印象や動きが合っているデッサンが少なかった様に思います。
構造と描き込みのバランスが大事ですね。そして時間の長さに関わらずやり切っていく事が大事です!

構成課題は、まずは、しっかり与えられたモチーフを作り込む事が大事です!そこから塑造板上の空間をどう使うのか?マスクや布と6面体に、意味を持たせながら絡めていけるのか?など考えるポイントも盛り沢山です。しっかり作り込む前にイメージをする事が大事ですね。

採点中課題は3hで空間デッサンをしました。文章では上手く説明ができない珍しいモチーフでしたので細かい説明を省略します。モチーフを見たまま描いただけでは、描写力の勝負だけになってしまいますので、モチーフから感じた観点、視点を大事にし画面に表現したいですね。


では各上位の作品を紹介したいと思います。

デッサン
R.Nさん
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S.Aくん
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K.Mさん
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塑造
K.Oくん
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Y.Uくん
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T.Aくん
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素描
K.Tさん
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N.Nさん
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S.Tさん
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A.Sくん
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☆節分☆

女子美、日芸の試験を受けたみなさんお疲れ様でした。
明日は、造形大学の試験も控えています。
みなさん、肩の力を抜いて思い切っていってきてください!!

さて、今日は2月3日、節分ですね。
寒さを吹き飛ばすがごとく、豆まきが行われました!!
自前の衣装です!!ラムちゃん!?
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また恒例行事が増えそうですね♪
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福の神登場!!
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みんな、とっても楽しそうでした!!豆も美味しくいただきました。
鬼役の痛い思いをした二人、どうもありがとう。

この勢いで良い運気を味方にし、残り1ヶ月頑張っていきましょう!!!

自画像

こちらも、課題を自主的に延長して描いた自画像です。

ダウンジャケットの質感が良く描けていますね。目の入りや表情はやや単調ですが、色味を使っての自画像に挑戦しながら、味のある1枚に仕上がりました。インパクトがありますね。
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人体デッサン

今日は両クラス合同の人体デッサンでした。二人のモデルさんが来てくれましたが、プロポーションが対照的でした。どんなモデルさんが来ても、モデルさんの持つ佇まいを意識しつつ、人体として立つということにどれだけアプローチできるかが大切になりますね。

A.Mさんのデッサン
無理に描き込むことはせずにモデルさんがもつ佇まいを、空間を意識しながら引き出すことができました。
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A.Sくんのデッサン
骨格的な形態感にはやや弱さがありますが、木炭の色味には冴えがあり、立っている感じを自然に捉えています。
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F.Tさんのデッサン
途中調子にバラつきがあったものの、最後には上手に繋げてきました。逆光の中での見上げた感じが上手く出ましたね。
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R.Mさんのデッサン
こちらも無理に描き込むことなく、全体感が出せました。木炭の表現にも魅力があり、白から黒へのグラデーションの幅の広さには惹き付けられますね。
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T.Hさんのデッサン
木炭に浮いた調子がまだありますが、光を意識した調子には色味があり胸回りから首周りにかけての空間表現には魅力があります。
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