自刻像をつくりました。

今日は両クラス合同で自刻像の制作でした。
一学期の課題であった構造に対する意識は、制作途中から像に現れていて実感を持って成果を感じました。自刻像に対するアプローチも各々意識的に取り組んでいて好感が持てましたね。
しかし、後半の仕事では、細部に対する意識が均一化され、結果的に大きな意識を失ってしまった人も多く、課題を残してしまいました。
夏季講習会でも継続して課題に取り組んでください。

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しつこく形を追い込み、張りの強さがある秀作です。
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表情が中身と噛み合ってきました。まだ不自然なところもありますが、作品の方向性はつかめています。さらに追求してください。
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すっきりと全体をまとめた中に表情を上手く配置出来ています。頭部の弱さと髪の毛の中途半端な部分を修正出来るとさらに作品性があがるでしょう。
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ズンとした軸の強さが良いですね。左右の表情の違いもギリギリ柔らかさとして捉えることが出来、強さと柔軟さがある作品になりました。
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首から頭部を大きく突き出し、胸まで入れてバランスを取って関係を作りにいってますね。良い取り組みだと思います。少々単純化された形がリアリティーを失わせていますが、これまでにない作り込みに、仕上がりの方向を感じることが出来ます。
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ちょっと意識的に形を単純化させ、動きや形を強調した作品ですね。賛否あるかと思いますが、現時点で作品性を上げながら制作意識を高めていくには良い取り組みだったと思います。ドンドン思い切ってやってください。
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この一学期で学んだことが形になり始めた作品ですね。粘土の扱いに余裕があり、ゆったり自然に無理なく表現しているところが良いですね。今後も安定感を持って取り組んでください。
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強い言い切りの作品です。うつむいている難しさを超えてパンチ力のあるものになっていますね。

明日は裸婦デッサンです。水平垂直をしっかり意識して、「立つ」ということに意識を持って観察してください。

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このページは、彫刻科教員が2013年7月 4日 17:20に書いた記事です。

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