表情付き自刻像

仮Bクラスは表情がついた自刻像でした。
課題通り顔の表情の設定とそれに基づいた作り込みは重要ですが、その意識が姿勢全体を姿勢全体にも広げ、設定した表情を引き立てる全体の構成まで考えられると良いです。

自刻像なので、イニシャルは割愛します。
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構造がしっかりしており、スッキリとみることが出来ます。
より豊かな粘土表現の使い分けと、その上での全体の繋がりの両立を目指していきたいです。


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作者のつくりたい欲求がよく伝わる良い作品だと思います。
この良さを支えるために大もとの形の厳密さがよりあると良いです。


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表面的な表現ではありますが、責任を持った言い切りと、首像としての塑像板上での空間の気遣いが両立出来ている秀作だと思います。欲を言えば、目鼻口等目立つパーツの間の形にも同じような探究を期待したい。


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設定した首の動きが綺麗に表現され、表情とも噛み合っていると思います。
柔らかい粘土表現ですが、所により形を単純に止め切れていないと感じる部分もあります。


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今回の課題ならではの表情設定と、何より構造の確かさがあり安心してみれる作品だと思います。

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この記事について

このページは、彫刻科教員が2025年4月16日 16:59に書いた記事です。

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