こんにちは〜彫刻科講師の小野です。
2025年冬、ドバチョウに新たなコンクールが誕生しました!
その名も「ソ描王」

勝負はシンプル。最も多くの人の心を掴む素描を描いた人が、ソ描王の称号を手にすることができます。これは授業課題ではないので有志コンクールとして参加希望者のみを対象に開催しました。
まずはみんなでモチーフ選び。

モチーフは特撮作品に登場する怪獣や外星人のソフビです。実際の人間が着用して撮影に用いられていたスーツを精巧に再現したソフビは人体構造、重心理解、質感表現、生命感、等々の彫刻的要素がぎっしり詰まっています。
...決して個人的趣味の押し付けではありません。

みんな相棒を真剣に選んでますね〜

制作期間は約1週間。期間内の授業時間外ならどれだけ描いてもOK。



自宅に持って帰ってコツコツ仕上げた人も多かったですね。孤独の中でこそ傑作が生まれるのです。
提出前のラストスパート!


みんなで18枚のエントリー作品をすいどーばた一階の廊下に掲示しました。


このソ描王は科の垣根を超えて、すいどーばたに通うあらゆる人に採点者として協力して頂きました。素描とは素直な眼差しを持って、モチーフのありのままを描く行為です。観察の手立ては彫刻的要素のみではありません。別の分野を学ぶ人達がどんな観点で作品を評価するのか、彫刻科以外にも多くの講師、助手さん、生徒の皆さんが採点に参加してくださったおかげで、違った視点から制作のヒントが得られる貴重な機会となりました。投票に協力してくださった皆様、本当にありがとうございました!
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それでは一位の発表です〜
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初代・ソ描王K.Kさん


3種類ある初代ウルトラマンのスーツの中でも、もっとも初期に使用されていたAタイプスーツをモチーフに描いた作品です。初期スーツには独特なシワの質感や不気味さがあり、その魅力を見事にとらえています。正面からの堂々とした構図も高評価が集まったポイントです。あらゆる科から満遍なく、そしてどばたに潜む玄人ウルトラオタクからの熱い票を集めて圧勝しました。個人的には初代ソ描王のモチーフが初代Aタイプってのは激アツ...おめでとう〜!
2位S.Mさん


ウルトラセブンを助けてくれる怪獣・ミクラスの素描です。少し見さげの視点から置かれたその空間を丸ごと捉えたような構図が"おもちゃっぽさ"を感じさせます。この作品は特に彫刻科以外からの票が多く集まっていた印象です。他科から見てもいい評価というのは嬉しいですね〜
3位E.Hさん


こちらもセブンに登場する侵略者・ゴドラ星人です。元より鉛筆の扱いが抜群に上手い作者ですが、この作品はさらにその描写力に磨きがかかっている感じがします。モチーフに当たる光の現象、そして2本足で立っている絶妙な重心の揺らぎを見事にとらえています。彫刻科だけで採点していたら一位だったかも...。

上位作品はどばたの廊下に掲示させて頂きました。2位と3位の点差は何とわずか1点!激戦でしたね〜。身の回りにあるものは何だって素描のモチーフになります。色んなもの描いて素描力を磨きましょう!
ではまた来年のソ描王でお会いしましょう〜
シュワッチ!




