円盤投げ 芸大Bクラス とAクラス ハト

柔らかな動きと見上げのスケールが比較的上手く表現出来た課題でした。
高校生は特に観念的ではなくよく観察して描く事で臨場感に繋がってくると思います。怖がらず突っ込んでいきましょう!!

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S.Tさんの円盤投げデッサン
描き出しからかなり安定した内容でした。頭部、腰まわりにしっかりと時間がかけられて、常に全体感が表現出来ていました。理想的な進行でした。

こちらAクラスです。
何名か良い作品が出ましたので紹介します。
R.Iくんのハト

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頭部や羽に落ちる影がサマになっていますね。目を引く作り込みになったと思います。しかしこの後ですよ!!ポイントをもっとしっかり合わせたり、探る仕事があります。仕事の質は上がってきてます!

Y.Uくんのハト

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良い顔してますね〜!形がつながり始め、上手くながれてきたと思います。腰回りに形の抜けが見られます。真っ白いハトでしたので形が見えづらいのは確かでした。

S.Iくんのハト

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自然なポージングを選び、クジャク鳩の特徴をよく捉えられいるので印象の良い作品になっています。
しかし、左右の足の大きさが違っている、遊脚の軸が設定した腰の動きと呼応していない、首の正中線に対して左右の稜線が違い過ぎている等、まだまだ動きと左右の関係を同時に見る事ができていません。
現れる形体に違いがあったとしても、左右の量はどれだけ動こうが大きく変わる事はありませんから、自分が与えた形が全体の中でどの様な作用を及ぼしているか、手を入れては一歩引き確認をしましょう。

そして現役生のM.Iさんのハト

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目を引きました!粘土付けや羽の形の追いなど、たどたどしさはありますが、ハトらしいポージングの選択やハトそのもののバランスなど安定して見えました。キャリアを超えて魅力を感じる作品だと思います。

さて明日は芸大コースABクラス混ざってのコンクールです。心は熱く仕事はクールに挑んで下さい!!
明後日の採点楽しみです。

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このページは、彫刻科教員が2011年12月19日 16:50に書いた記事です。

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