自刻像(胸像)

こちらはひみつクラスです。
本日は二日間で自刻像(胸像)をつくりました。
模刻とは違い自刻像など自分で彫刻を造り上げていく課題はそれぞれの持ち味が出てくると面白いです。習作ではなく一歩抜けて作品になっていると言うことでしょうか。
そのためには色々な見せ場が必須と思われますが、向上心から生まれる「もっと良くしたい」願望が装飾的な仕事にまわり過ぎないように、まずは組み立てや構造をしっかり仕事してください。地味な仕事と思われがちですが、量を動かす感覚はとても面白いですよ。

自刻像ですので、イニシャルは控えます。

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生命感の強い若々しさを感じます。勇ましいですね。それは力強い構造があっての話しです。
良い仕事です!!

続いてはこちら
顔面や洋服の要素をただひろうだけですと、全体から浮いてしまいます。大きな形を邪魔しないように小さな形を消化する必要があります。

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この作品ではその点がスムーズにかつ魅力的に表現できたと思います。こちらも内容を感じます。

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このページは、彫刻科教員が2012年1月11日 16:51に書いた記事です。

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