石膏色々見おろした視点で

センター試験もだいぶ近づいてきましたが、みんな元気にデッサンに励んでいます!
今日は普段と視点を変えて、高い視点から石膏像を見おろしてデッサンしてみました。新鮮に仕事ができる反面、普段は見えない上の面を意識したり、床との距離感を作る仕事、平面の安定感などいろいろな所に配慮しながら仕事を進めたい課題です。

何点か良かった作品を紹介します。

A.Sくんのデッサン、背面からのセントジョセフです。柱から床への空間に苦戦しましたが、粘って床のつながりを作れました。髪の毛の独特の質感や帽子への執着、感じさせる目線など、充実した内容だと思います。
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R.Iくんのデッサン、ジョルジョの見おろしです。丁寧な観察を徹底的に積み重ねることで、形の柔らかさや調子のつながりを獲得しました。顔面から肩への空間、カッコいいです。
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R.Tくんのデッサン、ヘルメスを背面から。絵画的な視点で印象や調子の響き合いを自然さの中で高めていったデッサンです。床とモチーフの空間の変化を柔らかい感覚を活かしながら拾い上げてこれました。綺麗です。
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R.Mくんのデッサン、円盤投げ見おろしです。床のグラデーションに苦心しましたが、なんとか円盤に床が追いついてきました。石膏の白さを活かしながら素描的に見えたものに素直に反応しながら描ききりました。白さと説得力が不思議な形で両立しています。
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S.Tさんのデッサン、円盤投げ見おろしです。光線を見ながら量の張りに反応してゴロッとしたかたまりに光が当たる様を丁寧に描きおこしたデッサンです。モチーフの置かれた方向性や大きな形態感がシンプルに見えてくるのが魅力です。
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この記事について

このページは、彫刻科教員が2012年1月11日 16:15に書いた記事です。

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