「炭と綿」

芸大二次対策コースの素描課題は「炭と綿」でした。
固有色の差、重さの差、密度の差、光の差、形態の差など、あらゆる比較ができるモチーフをどのように描くか。
配布された二つの質をどう組み立てるかというところから、構図、描画材選びまで一連の流れが要求されます。

それらの対比をうまく味方に出来た二点をご紹介します。

S.Tくんの素描
2012_12_28IMG_2013.jpg
デリケートな綿の表情が光ります。炭と綿が重なったところの表現など絶妙です。

Y.Mくんの素描
2012_12_28IMG_2014.jpg
いつも画面が黒くなる作者ですが、今回は柔らかい白を表現してくれました。
こういうデリケートさを引き出せたのは良かったですね。

明日からはいよいよ中期最後の課題です。
牛骨の上アゴを造るので、質感、構造をよく観察して制作してください。

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このページは、彫刻科教員が2012年12月28日 20:26に書いた記事です。

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