ブルータス 握りこぶし

今日こちらのクラスはブルータスを描きました。ラボルトに続き自然光でのデッサンです。いつもと違う設定の中で状況に反応しつつ、どうモチーフを捉えていくかが大切ですね。構図、バランスは常に大切にしましょうね。

預かり一枚紹介です。
R.Kくん
いつもなら形を強引に捕まえようとして、逆に形にならなかったりしていましたが、今回は自然光を巧く利用して形を無理なく捉まえ、かつコリっとした形の強さと空間が引き出せました。
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こちらのクラスはストレートに「握りこぶしを造りなさい」です。プロポーションをしっかりと合わせることはもちろん、存在感、生命感を表すために張りの仕事を追求することが目的です。ただの土が生命感を帯びた手に見えるまで、何度も取ったり付けたり繰り返します。そこには単純な方法論はありません。自分で試行錯誤の上、導きだすことが大切です。

K.Mさんの握りこぶしです。
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しっかりとしたプロポーションに大げさではない粘土の表情が自然です。仕事に安定感プラス充実感が増してきたように感じます。

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このページは、彫刻科教員が2011年5月31日 17:18に書いた記事です。

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