動物の骨の塑造

今日のプルプルチェリークラスは動物の骨の塑造でした。

塑造板の平面から立体物が立ち上がる緊張感、正中線の軸と各パーツの関係、それら基本をおさえた上での形と形がぶつかり合う強さなどなど、彫刻的な要素が満載の楽しい課題でした。

皆さん楽しそうに制作していました。そんな中で3点紹介します。

K.Wくんの作品です。イルカですね。
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最近調子がいいですね。造っている最中はやや形が弱いかなと感じていましたが、講評時に並べてみると、顎先の形が作品全体の中で自然に見え、世界感がしっかり表現されていました。感覚的な粘土の扱いがとても良くなってきています。

R.Mくんの作品です。熊です。
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形の張りにうまく反応し、粘土の押さえ方をコントロールして骨らしい強さを表現しています。正中線もしっかり観察されて安定感がありました。ゴツゴツした凹凸感や、へこみの形の観察に力が注げるとより広がりある表現になると思います。

Y.Wくんの作品です。ライオンです。
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最近、塑造で何かをつかみだしているY.Wくん。伸びてきていますね。大きな形態に安定感があり、いろいろな方向に手を動かしながら形を掘り起こしていけました。張りを活かす為に平面や、微妙なへこみを使って形にリズムを産んでいけると、より豊かになりそうです。

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この記事について

このページは、彫刻科教員が2012年9月21日 16:34に書いた記事です。

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