授業課題を自主的に

今日は課題初日なので、授業課題を自主的に造り続けたY.Sくんの作品を紹介します。


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アバタのヴィーナスの模刻です。
講評時には頭部の造りこみがあまかったのですが、造り込みの問題が解消されています。
マスク部分の印象も柔らかくとらえられていますね。像の動きにも着目していって下さい。
お疲れさまでした!


さて、本日昼間部講師山口がフレッシュバナナクラスにまじって素描のデモンストレーションを行いました。

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ビーカーに水をはり、カラーゴムボールを三つとガラス棒を入れたモチーフです。
作品も特にこれといってとりあげる部分がないので素描の際に注意すべきことをいくつか。。

ガラス製品は大きいサイズになるとガラスの歪みがあったりしますが、ゴムボールも正円では無いためこのモチーフの場合はビーカーをカッチリと描いてゴムボールと対比させる必要があります。ビーカー単体であっても、歪みがモチーフの特徴になっていない場合は多少補正してあげたほうが良いかもしれません。
水中でのモチーフの屈折も押さえるべきポイントの一つです。ガラスのモチーフは移り込みも特徴の一つですが、全てをひろっていてはきりがありません。(例えば背面の壁の固有色の移り込みを拾ってしまった場合、背景を描かないと成立しませんね。)
もちろん、全て描ききっていれば問題ないので背景をつける人は移り込みと辻褄が合うように細心の注意を払いましょう。
あとはモチーフ同士、サイズの比較に使える要素が無いかを探すことも忘れずに!例えば、ゴムボールのサイズとビーカの縦横比率を比較してみるとか。。


素描を描くコツを掴めれば、3時間という短い時間も有意義につかえるようになります。
課題を通して(自主的な制作もね)コツを掴んで行って下さい(^ω^)g!!

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このページは、彫刻科教員が2012年10月17日 17:34に書いた記事です。

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