塑造強化コース 自刻像!と芸大コースのコンクール

今日は前期最終日、塑造強化コースは自刻像でした。

体、首、顔面、頭部の関係を見る基本的な確認から、デリケートに動きをつないでくる仕事、塑造での表現力が必要な作り込みまで、総合的な力量、仕事の幅の広がりが問われる課題です!

柔らかな動きをつないで彫刻的に攻めた作品や、形態の面白さを引き出せた作品、本人の持つ空気感を大切に仕上げた作品など、いろいろな作品が並びました。自刻像なので作者名は割愛しますが、どれも良いレベルに達してきました。

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前期塑造強化コースは後半グッと作品の質が上がってきたように思います。この流れで後期はついてきた力をより確実なものにしていきたいですね。

こちらは芸大コースです。今日はA,Bクラス合同でアムール(6h)のコンクールでした。
あずかりではありませんが上位3名をUPします。

1位のK.Kさんのデッサンです。アムールの印象が自然に捉えられている、非常に優しい空気感をまとったデッサンです。少し絵画的な印象によってしまいましたので、構造の部分をよく見ていけると良いですね。
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2位のS.Hくんのデッサンです。光の方向が綺麗に見え、クリアに描けていますね。頭部の仕事で、少し線が残ってしまっているので、更に炭をのせた後の仕事に取り組んでいけるとよかったです。
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3位のM.Sさんのデッサンです。出来る仕事はしっかり出来ていますが、印象の部分や、頭部に残ったラインを消化できると良かったですね。
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こちらはコンクールの採点中課題「麻袋と枕木」の3時間素描です。床の面性と質感の表現を大切にしながら枕木の重さと空間をしっかりと捉えましょう。

R.Nさんの素描
石膏デッサンでは、なかなかできなかった描写に自然に入り込めました。表情の描き込みと空間も噛み合い始めました。石膏デッサンも素描と同じように入れるといいですね。
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今回のコンクールは、全体的にアムールの印象にあったデッサンが少なく少し残念な結果になってしまいました。ですが、講習会前期の課題をこなし芸大コースの殆どの生徒が6hでデッサンをまとめていけるようになりました。
前期で終了の皆さん、今回の講習会での学びをいかして頑張って下さいね。後期引き続き講習会をとる皆さんも、前期に伸びた部分を活かしつつ、気付いた改善部分に積極的に取り組んでいってください。

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この記事について

このページは、彫刻科教員が2010年12月20日 15:00に書いた記事です。

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