空間の中の自画像

今日は両クラス合同での素描課題でした。

学院内で背景となる場所を選び、その場で自画像を描きました。まずはその場を選んだ意図をどう構図に反映させるか、描き進めながら人体のプロポーション、背景の状況説明、光の方向、漂う空気感、密度を上げる所と抜く所。一枚の絵を仕上げるやりとりの充実のため、たっぷりと3日間取り組んでもらいました。

その中から3点紹介します。

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左上からの光、それが自分にどう降り注ぐのか。やりとりの末、静かな存在感が生まれました。


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しっかりとした描写力から説得力を感じます。階段や壁の質感がより人物を引き立たせました。


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月光浴を思わせる張りつめた印象は、彼の狙いが明快だったからでしょう。

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このページは、彫刻科教員が2015年10月 3日 17:12に書いた記事です。

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