●昼間の続き
昼間部生が夜も残って昼の課題の続きをしていました。良い塑造が出来たので紹介します。
H.Gさんの模刻です。
頭部や額の造り込みに弱さが見られていましたが、じっくりと形にしていくことで完成度が上がりました。粘土のタッチにも力強さがあります。良い塑造ですね。ここまでの仕事を時間的にどう縮めていくかはこれからの課題ですが、焦らず行きましょう〜
昼間部生が夜も残って昼の課題の続きをしていました。良い塑造が出来たので紹介します。
H.Gさんの模刻です。
頭部や額の造り込みに弱さが見られていましたが、じっくりと形にしていくことで完成度が上がりました。粘土のタッチにも力強さがあります。良い塑造ですね。ここまでの仕事を時間的にどう縮めていくかはこれからの課題ですが、焦らず行きましょう〜
今日は模刻昼間講評でした。
ジョルジョ胸像は、大きな動きを引き続き意識していきましょう。
首像組も伸びてきているので、気持ち新たにラストスパートしましょう!!
A.Sさん模刻
アバタの印象を上手く捉え出すことが出来ています。印象は抜群ですね。3日間という時間は長いです。ただ作り込んで行くだけでは表情に堅さが出てしまいます。時間の長さを恐れずにもっと色々な要素を増やしていくことも大切です。
K.Yくんの模刻
飛躍的に成長してますね。奴隷の量感と動きに臆することなく丁寧な観察が全体に行き届いています。一つ一つの形の押さえ方に甘さはありますが、この調子で行きましょう。
K.Mさんの模刻
完成度が高く、ポイント同士の関係もシビアです。ここまで造ると、ズレが目立ちはじめますが、これは違いますね。首まわりにやや硬さがありますが、良い仕事が目立ちます。
粘土クロッキー、基準固め、実践といった流れで模刻のみの1週間でした。
体力的にハードな課題でしたが、充実した内容となりました。曖昧なことをそのままにしてはいけません。ひとつひとつ踏み込んでいきましょう。
全体としては個々に良いところ弱いところ実感をもって取り組めたと思います。その中でも良かったモノを数点紹介します。
K.Sさんの模刻
緊張感あります。
S.Tさんの模刻
動きに対しての反応が鋭敏。
T.Aくんの模刻
客観視の大切さを実感できました。
K.Nさんの模刻
粘土付けに体温が感じられます。
N.Nさんの模刻
抜群の安定感。
来週も模刻が続きます。今は踏ん張りところです!!!
本日も基準を取りながら模刻の作り出しをしました。3時間弱の仕事で量のバランス、動き、構造の確かさが捉えられればいいですね。要素を増やすより、絞り、それぞれの関係をシビアに追って下さい。
中でも以下の模刻はシンプルに良い仕事をしています。要素が絞られているため、カタチが見やすく、狂っていたとしても直しやすいですね。粘土を実感を持ちながら動かしている感じが見て取れます。
明日からは2日間で完成まで作ります。量合わせ、位置合わせからカタチの質を合わせる所まで目標を持って下さい。粘土クロッキーを経ているので、皆さん手数は相当になりました。2日間作る仕事以外に見る仕事を意識的にして下さい。細かく作ることだけが密度ではありません。
今日は昨日、一昨日粘土クロッキーとは変わって、模刻の基準決めレクチャーの後、二時間半前後の作り出しを行いました。
レクチャーの模様
二時間半前後の作り出し作品です。N.Nさんの作品。
昨日に引き続き45分間の粘土クロッキーを6セット行いました。
体育会系のノリでハードな作業になりましたが、自分の長所や欠点が見えてきた人もいて今後の制作に生きると思います。
終盤疲れは見えてきましたが、それぞれ当りがでてきて良い印象をつかめてきました。
いくつか作品も紹介します。
これからも早朝など利用して続けていくとより成果が出ると思います。
こちらは、円盤投げ全身の模刻にチャレンジする学生。
私も長いこと教えていますが、円盤投げ全身の模刻を見るのは初めてです。
気合い入れて行きましょう!
今日で夏季講習会も終了です。
長い期間受講した人は、この暑い夏お疲れさまでした。
最後の課題は山羊と羊の塑造。
粘り強く造った作品たちを数点ご紹介します。
K.Oくんの作品。
主張の強いO君ならではの表情のある作品です。こういった課題ではグイグイ行きましょう。
R.Mさん(高校2年生)の作品。
動物制作が大好きなMさん。今回もいい観察が出来ました。
この調子で行きましょう。
S.Aくんの作品。
全体のバランスをとりつつコツコツと詰めていきました。大きな動きに結びつけられるとさらに良くなるでしょう。
N.Nさんの作品。
動物に苦手意識を持っていたNさん。粘土の扱いも柔らかく、末端まで意識を持って制作でき、良い作品になりました。この感じを忘れずに!
今日で講習会も終わり、9月からはそれぞれ高校や予備校に戻っての制作になるので、この講習会で得た価値観や手法、見方などじっくりと思い出し新しいものを探り出してください。
また、冬季講習や入直でその成果を見せてください。
ではまた!
Y.Uくんが一学期末に造ったミロのヴィーナスです。
頭部が一度壊れたため夏季講習中に修復しました。
なかなかこのサイズの模刻をすることはないのですが、大きな作品を造ることで解ることもあります。
Y.Uくんはさらに大きなものを造る予定です!!
昼間部の皆さんは、二学期初めから模刻週間です。レクチャーもありますから、理解を深めつつ身体で覚えていきましょう。一気に力をつけたいところです。
孔雀鳩の優秀作品を紹介します。(^O^)/
K.Nさん
とても良い塑造になりましたね。構図、大きさ、動き、粘土付けなど、バランス力もあります。さらに観察の魅力も加わって印象も良かったです。(^v^)/
H.Nくん(現役生)
大きめな孔雀鳩になりましたが、面がしっかりしていて彫刻的で良い作品になりました。ガッチリとした強さがある足先や尾羽はもっと遊んでもいいですね。遊ぶって言うのは、粘土をまとめすぎないで、リズムや凹凸で見せることです!(^e^)Good!!
M.Sさん(現役生)
動きのある難しいポーズでしたが全体感をゆったりと見れていました。工夫のある面白い塑造になりました。実直な観察力が作品に出てきていて、評価されました!Very Good!!(^e^)/
R.Mくん
少し小さめな作品ですが、すごく良く出来ています。左右の違いや形のリズムがもう少し欲しかったですが。メリハリもあって良い粘土になりました。
A.Aさん
安定してみられるようになりましたね。少し羽が短かったけど、頭部の印象、粘土の色味なども良かったです。
芸大Bクラスは孔雀鳩でした。たくさん観察をして形を多く見つけないと鳩は淡泊に出来上がってしまいます。言葉を多く発してくれるニワトリやアヒルとは違い自分からキャッチしなければなりません。サイズも小さいですので近寄って観察する必要があります。部分的にみれば良い作品もありましたが、鳩は形がシビアな印象がありますので何点か写真を撮るまでには至りませんでした。その中でトータルバランスが良かった2点紹介します。
N.Nさんの鳩
顔、脚、しっぽ、密度のある作りが良いですね。ポージングも自然な流れになり粘土付けも遊びが入り柔らかい表情が出てきました。この感じならもっと形を追ってもかたくならずに、内容が深まると思います。
Y.Uくんの鳩
嫌みのない上手さが光っています。鳩の形にあわせた粘土付けなど、気をつかっている内容がシビアですね。良い作品だと思います。
こちらはデッサンコース、裸婦立像でした。
A.Sくんの素描です。
人体の流れはまだスムーズさに欠けますが、個々の形の掘り起こしは非常にしっかりと説得力があり、鉛筆の発色の鮮やかとあいまって、強さのあるデッサンに仕上がりました。
H.Gさんの素描です。
人体を非常にスッキリと捉えています。頭と足の位置関係や、描き込んでも浮かない表情など、全体感を大事に進めているデッサンですね。白の中、黒の中の形がもう一つ拾えると、より臨場感が出ましたね。
K.Oさんのデッサンです。(現役生)
全体の光のつながりや、おおらかな空間性が非常にきれいなデッサンですね。立脚の緊張感なども柔らかい調子の中でつかんでいます。あとは肩の奥の頭部に重さを感じられると良かったですね。